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【CBDとにきびの関係性】CBDがニキビに効くという噂の真相を徹底解剖!

大麻草由来の成分「CBD」がニキビに効果的だと注目を浴びています。

男性の約60%、女性の約80%が悩んだことのあるといわれるニキビ。少しでも楽に良くなったらいいですよね。

また、男女ともに印象を左右する部位は、肌だといわれています。

CBDでニキビがよくなり、キレイな肌を手に入れることができるのか…。

真相を確認していきましょう。

そもそもニキビができる原因とは?

ニキビができてしまう原因をご存知でしょうか?

思春期にできるニキビにも大人になってからできるニキビにも理由があります。

まずは、ニキビができる正しい原因を知ることが大切です。出来てしまったニキビを正しく治し、ニキビができづらい肌質を目指しましょう。

ホルモンバランスの乱れ

人間の体内には、男性ホルモンと女性ホルモンの両方が存在します。普段はちょうど良いバランスで保たれていますが、強いストレスがかかったり生活リズムの乱れがホルモンバランスを崩す原因。

特に女性は、生理前に男性ホルモンと女性ホルモンである黄体ホルモンが活発になる傾向があります。男性ホルモンが活発化すると皮脂の分泌が増加し、黄体ホルモンが活発化することで毛穴まわりの皮膚が厚くなります。そのふたつが重なって、毛穴に皮脂が詰まりニキビができてしまうというわけです。

ちなみに、思春期ニキビのほとんどが皮脂の分泌が増加することによってできます。

また、ホルモンバランスの乱れによりエストロゲンも減少します。エストロゲンは肌を健康的に保つ役割があり、エストロゲンの減少により肌が乾燥し古い角質が毛穴に溜まることもニキビができる原因です。

アクネ菌の増殖 

ニキビができる原因としてよく耳にするのが、アクネ菌ではないでしょうか?

アクネ菌があることでニキビができると思われがちですが、アクネ菌は実は常在菌として皮膚表面や毛穴の中に存在し肌を守る働きをしています。

しかし、毛穴に皮脂や汚れがつまり毛穴の酸素が不足するとアクネ菌は増殖。

つまり、アクネ菌が増殖することで毛穴が炎症をおこし、赤ニキビとなってしまうのです。

皮脂の過剰分泌

男性ホルモンが活発化すると皮脂の分泌が増えるとお伝えしましたが、他の要因でも皮脂の分泌は増加します。

例えば、糖分や脂肪分が多い食事、間違ったスキンケアなどです。

毛穴を通って分泌された皮脂が過剰に分泌されることで、毛穴がつまりニキビが発生します。

そのため、皮脂の過剰分泌を抑えるためには、バランスの良い食事と正しいスキンケアが特に大切です。

ストレス

ストレスがかかりニキビができてしまう理由はふたつあります。

ひとつ目は、身体がストレスに対抗することを第一に考えるため、肌の炎症を抑える力が弱くなること。肌の炎症を抑えることまで手が回らないというわけです。

ふたつ目は、ストレスを受けることで活性酸素が体内に溜まること。活性酸素が溜まると、細胞の損傷や免疫力が下がります。

さらに、活性酸素はコラーゲンなどの成分を壊してしまうため、ニキビを予防する力も肌の再生力も減少してしまうのです。

ニキビがなかなか治らなかったり、ニキビ跡が残るのはこのようなことが原因となります。

睡眠不足

眠っている間に新しい皮膚が作られ、同時に眠っている間にダメージの修復もおこなわれます。

睡眠不足が続いてしまうと肌の修復ができず、ターンオーバーが乱れる原因に…。

また、睡眠不足だけでなく睡眠が不規則になると、リズムが掴めず成長ホルモンが減少します。

成長ホルモンは肌細胞を活性化させる重要なホルモンで、美肌には欠かせないホルモンです。

CBDがニキビに効くといわれる理由

大麻草とCBDオイルを持つ美女

ニキビの原因についてお伝えしました。次にCBDが、なぜニキビに効果があるといわれているのか紹介します。

CBDについては以下の記事で詳しく解説しています。

CBDとは何か?大麻の主成分であるCBDの効果・効能を徹底解説

CBDの抗菌作用

CBDには、抗菌作用があるといわれています。これにより肌を清潔に保ち、増殖したアクネ菌を減らすことでニキビが出来にくい肌にしてくれるのです。

ただし、肌にはアクネ菌をはじめとした常在菌がいます。CBDをつけすぎてしまうと常在菌までなくしてしまう可能性があるため、過剰なケアには注意が必要です。

CBDの抗炎症作用

CBDには抗菌作用の他に、抗炎症作用があります。ニキビの種類である、赤ニキビと白ニキビは肌が炎症している状態です。

これらのニキビを治すためには炎症を鎮めることが大切。CBDが毛穴でおきている炎症に作用し、炎症を鎮めることでニキビに効果があるというわけです。

炎症が長引くと身体の中に活性酸素が溜まり、身体に悪影響を及ぼす可能性があるため、ニキビ以外の面でもCBDの抗炎症作用は重要な役割を担います。

CBDの抗炎症作用に関しては以下の記事で解説しています。

CBDは炎症を抑えられる?抗炎症におすすめな摂取方法や口コミを紹介!

エンドカンナビノイドシステムへ作用すること 

人間にはエンドカンナビノイドシステム(ECS)というものが備わっています。エンドカンナビノイドシステムとは、熱がでたら汗をかいて体温を下げるといった、身体の調子を平常に戻すシステムです。

上がりすぎてしまったもの、もしくは下がりすぎてしまったものを平常に戻す役割があるため、過剰分泌して皮脂の量も抑えてくれます。

皮脂の分泌が抑えられることで、ニキビの原因をひとつ解決することが可能です。

エンドカンナビノイドシステム(ECS)については以下の記事で解説しています。

エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは?大麻、CBDとの関係も徹底解説

リラックス効果

幸せホルモンという異名を持つ、神経伝達物質セロトニンとCBDがくっつくことで5-HT1A神経受容体が活性化します。

抗不安薬や抗鬱薬は5-HT1A神経受容体に作用することから、CBDにも不安解消など心を落ち着かせる効果があるのではないかと考えられていて、身体をリラックスさせストレスを軽減させることで、肌を健やかに保ち、ターンオーバーを整えてくれるのです。

ターンオーバーが整うとニキビはもちろん、くすみやシミなどを軽減してくれるため、女性は特に整えておいて損はないでしょう。

睡眠の質を改善

睡眠不足や過剰睡眠は、脳内の神経伝達物質の乱れが原因です。

2012年に不安などからくる不眠に悩まされている人には、CBDが効果的だという趣旨の論文が発表されました。

その論文にはラットにCBDを摂取させたところ、深い睡眠のノンレム睡眠では特に変化せず、眠りが浅く不安感を誘発するレム睡眠をブロックしたと記されています。

つまり、より深い睡眠を長い時間とれるように働いていたということです。

そのため、睡眠の質をあげたい場合は、高用量のCBDをおすすめします。高用量だと、低用量に比べて鎮静効果が高いため、睡眠の質を改善するにはぴったりです。

CBDと睡眠については以下の記事で詳しく解説しています。

エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは?大麻、CBDとの関係も徹底解説

ニキビ跡への効果は? 

ニキビ跡とは、色素沈着や肌表面がボコボコしているクレーターなどのことを指します。ニキビを潰してしまうなど間違ったケアが原因です。

ニキビ跡を治すには、肌のターンオーバーを促し新しい肌に生まれ変わらせることが大切。

CBDを摂取することで、先述のエンドカンナビノイドシステムに作用しターンオーバーが正常になり、ニキビ跡が治るかもしれません。

また、2019年に発表された論文[1]では、皮膚障害の改善に効果的と発表していることからも、ニキビ跡への効果にも期待が高まっています。

副作用はある?

WHOはCBDの副作用について、副作用はみられないと否定しています。

しかし、過剰摂取をすると副作用がでることもあるので、適した量を摂取することが大切です。

強い眠気や吐き気などを催した場合は、CBDの摂取を止めるか摂取量を少なくしてください。

ニキビに効果的なCBDの摂取方法 

大麻草とCBDオイルを顔に塗る女性

一番効果的なのは、ニキビに直接塗る経皮摂取です。経皮摂取は効果の持続時間が4~8時間といわれているため、1日に3回程度塗ると効果的でしょう。

摂取した量のうち体内に吸収される割合を示す、体内バイオアベイラビリティも60~90%と高めなので、無駄なく吸収できます。

吸収率もよくCBDの成分を患部に直接届けられるため、とても効率的ですね。逆にCBDを熱して出た水蒸気を吸う、気化吸引は向きません。

ニキビを治すにはある程度の時間がかかります。そのため効果が出るまでの時間より、持続時間が長い摂取方法が最適です。

そういった面で持続時間が2~4時間と短い気化吸引は向いていないといえます。

まとめ

CBDとニキビの関係について説明しました。CBDがニキビに効果的だということは、まだ認められていません。

しかし、恒常性を維持するシステム、エンドカンナビノイドシステムに作用することや、ニキビの大敵であるストレスや睡眠不足の緩和など、CBDにはニキビを治す効果がたくさんあります。

CBDには副作用がほとんどないとされているため、ニキビに悩んでいる方やCBDが気になっている人は試してみたらいかがでしょうか。

ただし、CBDがすべて解決してくれるわけではありません。ニキビの原因をまとめると生活習慣です。

そのため、バランスの良い食事やストレスの軽減などをしつつ、サポートとしてCBDを取り入れてみてください。

【参考】
[1]PubMed:A therapeutic effect of cbd-enriched ointment in inflammatory skin diseases and cutaneous scars

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佐々木優輔

CBD歴3年で数々のメディアでCBDに関しての記事を作成しています。最近では、周囲の人に対してCBDの魅力を伝える活動も個人的に実施中。
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