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焚麻さんインタビュー

目標は“大麻起業家”。認知度向上・合法化に向けて経済効果を語る。カナダ在住のパパ大学生・焚麻さんインタビュー

日本において大麻合法化を実現するために、どのような取り組みが必要でしょうか。

妻と子とカナダに移住し、ビジネスを学びながら「大麻起業家」を目指しているパパ大学生・焚麻さんは、医療的な効果よりも、経済にもたらす効果を訴えることが大切だと主張します。

そんな焚麻さんに、カナダに移住したきっかけや大麻との出会い、大麻合法化の経済効果、今後の目標等について伺いました。

カナダへの移住。大麻との出会い 

―まずは簡単な自己紹介をお願いします。

妻と娘と一緒にカナダに移住し、大学に通いながら永住権の取得を目指している焚朝と申します。大学ではビジネスを専攻しており、来年には卒業予定です。好きな大麻の品種はウェディングケーキです。日本では「CBD NEO」というCBDブランドを運営しています。

―カナダに移住しようと思われた理由について聞かせてください。

大麻が合法化されているということもありますが、もともとカナダ移住は妻の夢だったんです。結婚前、妻は女優をしていたのですが、妊娠がわかったときに、女優の道は諦めて子どもを生むか、子どもは諦めてこのまま女優業を続けかという選択を迫られたんですね。

そこで、カナダに移住する夢は僕が叶えるから、女優を辞めて子どもを産んでほしいと。この提案が実り、結婚、移住することになった次第です。

―焚麻さんが大麻に興味を持つことになったきっかけについて聞かせてください。

 15歳から18歳までオーストラリアで高校生活を送っていたのですが、ワーキングホリデーで現地に来ていた日本人に勧められたのがきっかけです。それまでは大麻に対して「ダメ。ゼッタイ。」というイメージを持っていたのですが、実際に吸ってみるとそんなことは全くありませんでした。

通っていた高校では運動場の一角で大麻が売買されるなど、非常に身近な存在だったこともあり、自然と大麻と深い関わりを持つようになりました。

―CBDについてはいかがでしょうか。

もともとCBDに関しては、これといった興味があったわけではありません。CBDカプセルを飲んだことはありましたが、カナダにいるときは常に大麻を吸っていることもあり、何の効き目もなかったからです。

ただ、日本に帰国したときに睡眠に悩まされたことがあったのですが、CBDベープを吸ってみたところ入眠がスムーズになり、睡眠の質も大きく改善した。こうした経験をきっかけに、もっと日本の人々に広めたいなと思ったんですね。ちなみに、「CBD NEO」では、僕自身が日本に帰国したときに使いたいと思える商品を展開しています。

日本人の意識を変え、合法化を実現するために

―情報発信に力を入れられているのはなぜでしょうか。その理由について聞かせてください。

そこは非常にシンプルなんですよね。自分が使ってみていいと思ったものとか、自分が行ってみて素晴らしいと思ったところって、ほかの人にも勧めたくなるじゃないですか。

大麻やCBDに関しても同様です。純粋にいいと思うから発信するのであって、特に誰かを救いたいということではないんです。

―日本では娯楽用はもとより医療用大麻ですら違法とされています。この状況について、どのように思われていらっしゃいますか。 

大麻に関する英文記事の翻訳にも携わっているのですが、膨大な情報に当たってみて思うのは、大麻の使用にはいいことしかないということです。したがって、医療用のみならず娯楽用も含めて、完全に合法化されるべきだと思っています。

ただ、日本では医療用大麻の存在すら知らない人も少なくありませんし、海外で大麻合法化の動きが進んでいることについても十分な報道がなされているとはいえない状況です。あまりにも低すぎる認知度をいかに高めていくかという点は、大きな課題だと思っています。

―では、大麻やCBDに対する日本人の意識を変え、認知度を高めていくにはどうすればいいでしょうか。

CBDは癲癇やパーキンソン病の治療に非常に有効だということがわかっているものの、医療用大麻の可能性を訴えるだけでは、日本人の考え方はそれほど変わらないのではないかと思っています。というのは、こうした病気を患っている方や、その身近にいらっしゃる方はともかくとして、多くの人々にとっては、どうしても他人事になってしまうからです。

むしろ、税収や雇用の増加など、大麻の合法化によってもたらされる経済的な効果を前面に打ち出すことが大切ではないかと思っています。

―経済的な効果について詳しく聞かせてください。

“合法化ラッシュ”によって数兆円単位の巨大市場が生まれつつある、アメリカを例にとりましょう。例えば、アリゾナ州では合法化後わずか10日間で3億円の売上が上がり、これだけで2300万円の税収増に貢献しました。また、コロラド州では大麻税は教育プログラムに充てられており、大麻の売上が伸びれば伸びるほど、子どもの教育の質が上がる仕組みが構築されています。

つまり、多くの人々にとって、大麻合法化が他人事ではなく、自分事になっているわけですね。このようにして大麻合法化がもたらす経済効果、それによって生まれるさまざまなベネフィットについて認識してもらうことが大切だと思います。

日本人ならではの発想を活かす

―焚麻さんの今後の目標を教えてください。

一言でいえば、“大麻起業家”になることです。現在のカナダでは「大麻ラウンジ」の営業は法律によって禁じられているのですが、2023年頃には合法化されるという話もあります。それに向けて鋭意準備を進めています。

いちばんやりたいと思っているのは、足湯を併設した大麻ラウンジです。ほかにも、日本が誇るモノづくりの力を活かして、大麻を削るグラインダーをグローバルに展開するプロジェクトも進行中です。

日本人ならではの発想を最大限に発揮して、現地の人々に「よくこんなものを思いついたな。日本人すごいな」「素敵なものをつくってくれてありがとう」といってもらうのが、現時点での夢ですね。僕の成功のニュースが日本に伝わり、大麻合法化に賛同してくれる方が一人でも増えてくれれば最高ですね。

―最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

皆さまに、合法化されている国に移住して、大麻本来の楽しみ方を味わってほしいですね。移住サポートにも力を入れていますし、無料のメールマガジンも発行していますので、海外の大麻情報を知りたいという方には是非、ご登録いただければと思います。

大麻を愛する皆さま、カナダにいらっしゃる機会があればご連絡ください。一緒にチルしましょう。

【プロフィール】
焚麻
カナダで4歳のパパ・大学生をしている28歳。大麻が合法なカナダでビジネスを展開するために、永住権取得を目指して活動中。

“大麻の経済効果”や”CBDを含む医療大麻”について学べる、「1日1分で世界の大麻ニュースがわかるメルマガ」を毎日、無料で発行。味と効果にこだわったCBDブランド「CBD NEO」を展開。

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Kohei

マリファナJP代表のKです。 日本経済に新しいマーケットを誕生させると共に、日本人に大麻の素晴らしさを伝え、1人でも多くの日本人に大麻に対する正しい理解をしてもらえる様に現在活動しております。
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