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カナダでは大麻が合法!?大麻合法化の歴史や目的を解説します!

最終更新日 2020-09-22

大麻の合法化が国際的に進む中で、その代表例として挙げられるのが「カナダ」です。カナダでは、2018年に嗜好用大麻の使用が合法化されたことでも話題を集めました。

国際的に大麻合法化の風向きが強くなる中、カナダが合法化に踏み切った流れやその後の経緯について理解しておくと、今後の潮流も掴めるかもしれません。

今回はカナダが大麻合法化に踏み切った流れや問題点などを詳しく解説していきます。

カナダにおける大麻合法化の流れ

カナダでは、元々2001年に処方箋に基づく医療用大麻を合法化しており、治療による大麻の使用についても、医療費控除の適用範囲内と規定していました。

嗜好用大麻の所持及び使用については、長年の間、法律によって禁止されていたものの、処方箋があれば誰もが大麻を入手できる状況でもあったため、大麻に対するスタンスは他国よりも寛容な国でもありました。

また、カナダでは毎年4月20日に「マリファナデー」が開催されており、大麻合法化を訴えるデモやパーティーなどが長年行われています。

通常「420(フォー・トゥエンティ)」とも呼ばれるイベントでは、参加者が吸う大麻の煙で辺りが充満するほどで、警察もあくまで「平和的」と判断することで取り締まりの対象にはなっていませんでした。

【参考】AFPBB NEWS「北米でマリファナデー、各地でデモや大麻パーティー」

2015年に嗜好用大麻の合法化を掲げる政党が勝利を収める

大麻に対する合法化の声が高まる中、2015年には嗜好用大麻の合法化を公約に掲げていたカナダ自由党が勝利を収めます。党首のジャスティン・ドルトーが首相に主任し、そこから大麻合法化の流れが一気に加速します。

2018年6月嗜好用大麻の合法化法案が可決される

2017年に嗜好用大麻の合法化に関連する法案が審議入りし、2018年6月に同法案が可決、そして、2018年10月17日より施行が開始されます。嗜好用大麻を合法化した国家としては、ウルグアイに次いで2ヶ国目でもあり、先進国としてはカナダが初となっています。

カナダが大麻を合法化した目的

2018年にカナダで嗜好用大麻が合法化されたことは世界中で大きなニュースとなりました。では、カナダが大麻合法化に踏み切った目的や合法化による影響を詳しくみていきましょう!

①大麻の生産・流通・消費をコントロールする

大麻が合法となる前では、非合法に入手した大麻の使用が問題化しており、不純物が混ざった粗悪な大麻によって、身体に悪影響を及ぼすことも懸念されていました。

大麻を合法化することによって、生産や流通、消費を国家によってコントロールすることができ、非合法の販売所を無くし、よりクリーンな環境で大麻を流通させることを目指しています。

②若者が大麻を入手する機会を減らす

流通や生産がコントロールできないと、非合法な取引によって若者の手に大麻が渡るといった問題も生じていました。

違法取引によって年齢に関係なく、大麻を入手できる環境が問題視されており、合法化に踏み切ることで流通をコントロールし、年齢確認などを経なければ大麻が購入できないようになりました。

これによって子供や未成年の間に大麻が蔓延することを防止できると見込んでいます。

③税収の増加

大麻の販売に対して連邦税を課すことで、税収の増加も実現することができます。カナダ政府は大麻販売による税収として、年間4億カナダドル(約340億円)を見込んでおり、国家の資金源として期待を集めています。

さらに、観光客への大麻販売による収入も見込めることから、大きな資金源になることが考えられます。

④犯罪組織の資金源を断つ

アメリカやメキシコのギャングの資金源でもあった大麻についても、合法化によって国家によるコントロールが実現されることで解決することが可能です。違法な大麻の流通がなくなるので、犯罪組織へ資金が流れるのも防止できます。

【参考】English Pedia「カナダのマリファナ(大麻)合法化についてと今後」

カナダの大麻合法化の問題点

2018年にカナダで大麻が合法化されてから、2019年に至るまで大麻業界への注目が高まり、株価が急騰するなど、大きな期待に包まれる雰囲気がありました。

しかし、カナダの大麻合法化については、問題点も指摘されており、賛否両論を集めています。ここでは、カナダの大麻合法化に関する問題点について詳しく解説します。

①大麻の消費量は合法化前後でそこまで変化していない

大麻合法化によって、大麻業界の売上や国家としての税収の向上を目的としていたカナダでしたが、合法化後の大麻の売上高は予想に反して伸びていません。

2017年時点では、2020年の合法大麻の売上高は72億ドルになると予想され、市場規模も65億ドルにまで成長すると見込まれていましたが、2020年時点でその予想は大幅な下方修正を余儀なくされています。

2020年2月にには、大麻産業の売上高は35億ドルに変更されています。原因として挙げられるのが「大麻製品の過剰生産」「小売店の不足」「販売価格」などが挙げられます。

②生産・流通・販売に関するルールは州によって異なる

国家全体で嗜好用大麻の合法化が実現されたカナダですが、大麻の生産や販売、流通に関する細かいルールに関しては、州によって適用が異なります。

例えば、国では18歳以上の大麻使用が認められているものの、州によっては19歳以上から許可されるといった違いがあり、その他にも自宅栽培に関するルールや使用場所など、州によって違いがあるため安定した運用が困難になっています。

③違法な取引は根強く残っている

合法な大麻を流通させることで、違法取引を根絶することを目的としていたのですが、合法化後も依然として違法取引は根強く残っています。

2020年時点では、大麻市場の約80%が違法取引のままといわれており、闇市場の根絶には至っていません。原因としては、合法大麻の価格が違法大麻と比較して高価なことが挙げられています。

④嗜好用大麻市場の成長が鈍化している

大麻の合法化によって市場の発展が大きく期待されたものの、期待に反して成長のスピードは予想よりも遅くなっています。収益性に関する課題や企業と国家との連携不足などによって、生産拡大が困難で違法大麻との市場競争に勝つことが難しくなっています。

カナダ保健省による大麻栽培、製造、販売に関するライセンスの承認も手間取っており、合法大麻が十分に市場に出回らなかったことや、小売店への許可が遅れたことで売上が伸び悩んだことなどが指摘されています。

【参考】TORJA「2020年カナダの大麻業界「大きな混乱」と失業の見込み:カナダから見るマリファナ合法化のあと」

まとめ「カナダの大麻合法化をしっかりと理解しよう」

カナダが大麻の合法化に踏み切った流れや目的、問題点について解説しました。

嗜好用大麻を国家として合法化したのはウルグアイに次いで2例目、先進国としては初の試みであることを考えると、今後の流れは世界の大麻情勢に大きな影響を与えることが考えられます。

大麻合法化による問題点も多数指摘されており、事態の改善が求められていますが、それでも先進的な取り組みとして注目すべきなのは変わりません。

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K

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