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Blue Dreamz エイジュ

LAで大麻に出会い、救われた、とある日本人女性の話【BlueDreamz Eiju-インタビュー】

先進国で次々と大麻が合法化され、日々、新しいニュースが生まれる大麻業界ですが、日本では大麻に関する情報はまだまだ少なく、偏見や誇大広告も多いのが実情です。

今回のインタビューに応じて頂いたのは、LAから大麻の情報を発信するライフスタイルブランドBluedreamzのEijuさん。長年LAで生活する彼女は大麻に出会い、そして救われたと言います。

そんなEijuさんに大麻との出会いやLAの大麻シーンについて語って頂きました。

大麻については以下の記事で詳しくまとめています。

大麻とは?成分や植物としての「特徴」「効果」「法律」についてのまとめ

-はじめに簡単に自己紹介をお願いします。

BlueDreamzのEijuさん

私は、高校卒業後からファッション業界に身を置き、ダンサー活動をする中23歳で渡米を決意し、25歳で語学留学のために単身ロサンゼルスに渡米しました。

英語もままならないうちから気合いとガッツで、メルローズのセレクトショップでローカルの人たちと働き始め、マネージャーとして3年間勤務した後、自身のインポートシューズブランドADORE Los Angelesを立ち上げました。

その後、兄の死をきっかけに、2015年、ロサンゼルスのカンナビス業界に身を投じる事になりました。大麻との出会いきっかけや、大麻の存在を認識したのは高校生の時でした。

若い頃からダンスをやっていてため、ヒップホップとレゲエを中心に洋楽をたくさん聴いていたので、大麻に対しての偏見はほとんどありませんでした。

ロサンゼルスに引っ越してきてローカルの友人と生活していく中で、大麻が人々の日常の中に普通に入り込んでいることに衝撃を受けたのです。そこから”ハイになるためだけではない目的”で大麻を使用する人もいるということを知り、医療用大麻というものを知りました。

-大麻ディスペンサリーで働こうとおもったきっかけについて教えてください。

大麻ディスペンサリー

兄の死を経験して、相当ヘコんでいました。落ちるところまで落ち込んで何もやる気が起きず、そんな自分に嫌気がさすという負のループが続いていました。

それまでは「オンラインショッピングビジネスで成功するぞ!」という夢を持っていたのですが、その時は、何が正しくて、何が正しくないのかが分からなくなっていました。

洋服や靴は必要不可欠なものですし、今考えれば「ただの考えすぎ!」と笑えるのですが、”なくても生きていけるもの“を売っていることに意味を見出せなくなっていました。

そうやってどん底まで落ち込んで、私が頼っていたのはお酒でした。お酒の量も格段に増え、それに伴い体調も悪くなりました。ひどい状態だったように思います。

もともとかなり元気でポジティブなタイプですから「これじゃいけない、何か変えていかなきゃ」と思うようになり、もがいている時に私を変えたのが大麻でした。

大麻を正しいタイミング、量、マインドセットで使用するようになってからは、お酒の量が格段に減り日々の生活が楽になったのです。

-LAに住んでいる理由は?

ロサンゼルス

大麻が合法で、天気が良く、湿気がなくて、ご飯がおいしくて、楽しいことがそこら中に溢れ、何年いてもあきないところでしょうか。

クレイジーな人が多いのも事実ですが、そこも魅力の一つです。

-LAの大麻シーンについて教えてください。

とにかくカジュアルです。大麻を吸っていることくらいでは誰もびっくりしません。

ディスペンサリーにも、お父さんと息子が一緒に週末のバーベキ ューで楽しむ用の大麻を買いにきたり、娘さんに勧められて不眠対策にエダブルを買いにきたお母さんや、おばあちゃんのリウマチに効くCBD製品を一緒に買いにきたお孫さんなどなど、日本では想像もできないようなカジュアルさです。

公共の場での喫煙は禁止されていますが、特に暗くなると街角や道端 でジョイントやベープを ふかしているのをよく見ます。警察官も道端でひっそりと吸っているくらいでは大ごとにしない印象を受けます。

クラブやバーによりますが、外の喫煙所でマリファナを吸っていても最近は何も言われないことの方が多いです。ベープに関してはみんな中でも外でもパフパフやっています。ただ、ハイの状態で車の運転をすると飲酒運転に相当する刑罰・罰金が待っていますのでやめましょう!

-日本とのギャップについて教えてください。

BlueDreamzのEijuさん

特に大麻に馴染みの深いカリフォルニア人に多いように感じますが、大麻を吸うことはお酒を飲むよりも害が少ないという認識が強いです。

痛み止めとして昔から使われていたのは誰もが知っていることで、もちろん育ってきた環境にもよりますが、アメリカ国民は大麻がヘロインやモリーなどのドラッグとは別物であるということを分かっています。

お酒を飲むなら、タバコを吸って体を痛めつけるなら、大麻を吸った方が安心だ、という感覚だと思います。日本の「大麻は人格が変容し社会性を失わせる危険なドラッグです」という厚生省が言っていることとは大きな違いがありますよね。

掴みたい情報、知りたい真実は手を伸ばせばすぐにつかめる時代なのに、なぜ、日本国はいまだに間違った情報を流し続けているのでしょうか?理解しがたいです。

-日本人へのメッセージを一言お願いします。

私自身が人生の転機として経験したように、大麻を正しく使用することによって楽になる人がたくさんいると思います。亡くなった私の兄にも、大麻を処方していればどうにかなったはず、と思わずにはいられません。

これからも私がみているものを発信し続けることにより、少しでも大麻に関する偏見がなくなればと心から願っています。

■カンナビスライフスタイルアドバイザー
Blue Dreamz Eiju
茨城県出身、ロサンゼルス在住10年目。2010年に語学留学目的でロサンゼルスに渡米後、メルローズ沿いの洋服屋でマネージャーとして勤務する。独自のセンスを生かし、セレクトシューズブランドADORE Los Angelesを立ち上げ順調に売り上げを伸ばすが、兄の死をきっかけに目的を見失う。自身も医療大麻に助けられたという経験から、LAダウンタウンにあるカンナビスディスペンサリーで働き始め、マネージャーを務めるという経歴を持つ。
大麻先進国ロサンゼルスの事情をお届けし、大麻に偏見がある人の意識を少しでも変えていけることができればと思います。

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