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大麻はがんに効く!?73%のがん専門医が大麻の効果を認識している

大麻は、てんかんなど、様々な病気に効果があることが、研究によって明らかになっています。近年では、日本人の死亡原因の第1位であるがんにも、効果があることも判明しました。また、抗がん剤での化学療法の時に伴う吐き気や痛みなどの副作用を緩和する効果もあり、がん治療の緩和ケアにも利用できます。

そんながんに効果があることがわかっている大麻ですが、大麻が合法である州のあるアメリカではがん治療に積極的に使用されているのでしょうか。残念ながら、現状はそこまでうまくいってないようです。アメリカで行ったがん専門医に対しての調査では、73%のがん専門医が大麻の効果を認めておきながら、その回答者の約半数は治療に大麻を使用するのは推奨していないのです。

がんに効果があり、がん治療の副作用すらも抑える大麻をなぜ使用しないのでしょうか?今回は、がんへの大麻の効果とがん専門医が大麻を推奨しない理由について探ってみたいと思います。

CBD(カンナビジオール)が、がんの転移を抑える

CBDオイル2007年に発表された、カリフォルニア・パシフィックメディカルセンターで行われた研究において、CBDががんを転移させるうえで、重要となるたんぱく質であるID-1遺伝子の働きを止めることがわかりました。この遺伝子は、受精卵から赤ちゃんができる時の最初の段階である胚発生時にしか機能しません。乳がんなどのいくつの転移性がんでは、ID-1遺伝子が再び活性化して、悪性腫瘍の浸潤と転移を引き起こします。

しかし、CBDは、ID-1遺伝子の発現を抑制できるため、他の臓器や組織への転移を防ぐことができるのです。他の組織への転移ができなければ、がんは栄養が枯渇してしまい、死滅してしまいます。今回発表した研究チームは、CBDを画期的な抗がん剤にすべく乳がん患者に対する臨床試験実施に向けて動き出しています。

THC(テトラヒドロカンナビノール)はがん細胞を破壊する

THCマドリードのComplutense大学の生物学者であるCristina Sancehz氏は、元々細胞代謝の研究を行っていました。彼女が細胞代謝の研究で使っていたのが、脳腫瘍細胞。なぜなら、脳腫瘍細胞は正常細胞よりもすぐに成長し、細胞代謝の研究にはうってつけだったからです。

彼女はその研究を進めていくうちに、THCを脳腫瘍細胞に添加すると、細胞が死滅することを発見しました。その発見を1998年に発表してから、世界中の科学者や医学者がTHCの抗腫瘍効果を調べるようになります。Manuel Guzman氏が率いるスペインの研究チームが、ヒトに対するTHCの抗腫瘍効果を評価する臨床試験を初めて実施しました。

Guzman氏は、従来の脳腫瘍治療で効果がなかった脳腫瘍患者にカテーテルを介してTHCを投与しました。その結果、THC投与によってすべての脳腫瘍患者の腫瘍が小さくなったのです。この研究によって、ヒトのがんに対してもTHCが有効であることが証明されました。

がん専門医が大麻を嫌がる理由

医者先ほどの研究結果から、大麻ががん治療において効果があることはわかっていただけたでしょう。しかし、大麻はがん治療ではあまり使われていないようです。コロラド大学がんセンターががん専門医172人に対して、調査を実施しました。

がん専門医のうち、73%が「医療用大麻ががん患者に対して効果がある」と答えたのです。しかし、回答者の53%は自分の患者が大麻を使用するのは不快だと答えました。なぜ、がん専門医は不快に思ったのでしょうか。

この不快感はおそらくがん専門医の大麻教育がうまくいっていないことが原因です。カリフォルニア大学サンディエゴ校薬学部の准教授であるAshley E. Glode博士は、以下の様に語っています。

「ほとんどの医療専門家は、医療大麻が合法である州で医療大麻教育を受けていません。私たちは、今後の医療教育に医療大麻を適用させる必要があり、また現在の医療専門家にも医療大麻教育を行う必要があります。」

他にも、がん専門医が大麻を使用するのを不快に思う理由があります。大麻の投与量などが明確ではないことです。処方薬の場合、特定の化合物で製造されており、処方する場合は正確な投与量などが決められています。

しかし、大麻は品種によってTHCやCBDの含有量が大きく異なってきます。また、同じ品種でも環境によっても変化してしまうのです。がんに効果がある物質がどれだけ含まれているかわからない大麻を、患者に処方するのはあまり好ましく思っていないようです。

まとめ

この調査結果を読んで、非常に残念に思いました。確かに医師をはじめとする医療専門家は、根拠やデータなどを最優先事項にしています。しかし、大麻研究はまだ始まったばかりです。

正確なデータが揃うのも待っていたら、何年かかるかわかりません。その間にも多くのがん患者が亡くなってしまうでしょう。がん治療にあまり効果がなかったとしても、抗がん剤の化学療法などからくる吐き気や痛みを大麻が抑えてくれます。

先ほどの研究成果のように大麻に含まれるCBDはがん転移に関係するID-1遺伝子を抑えるので、化学療法もより成果が出るかもしれません。今後は、大麻教育を医療専門家にも積極的に行ってもらい、がん治療で大麻が自由に使えるようにしてもらいたいものです。

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参考サイト

merryjane

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ゆう
マリファナJPライターのユウです。 日本人には馴染みがない大麻についてのニュースや雑学を言葉で伝えることに一心不乱に取り組んでいます。 「大麻=悪」という考え方をなくし、より良い生活のために大麻を利用する世の中になることが夢です。
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