妊婦

妊娠中のつわり対策に大麻を使う妊婦が急増

女性が妊娠すると、妊娠のサインとして「つわり」という症状が現れます。

 

吐き気や胸のむかつきなどがあり、入院するほどの症状が出る人もいます。

 

以前は無理をしない、規則正しい生活をするなどでつわりを乗り切っていました。

 

しかし、大麻が合法化されたアメリカではつわり対策のために、大麻を使用する妊婦が急増しています。

 

大麻が吐き気や食欲増進させる効果があるからでしょう。

 

大麻を使用すればつわりの症状は改善されますが、大麻による胎児の悪影響も危惧されています。

 

そこで今回はつわり対策に大麻を使用すべきかどうかを考えてみたいと思います。

 

妊婦
From thedailybeast

そもそもつわりとは何でしょうか?

まずはそこから理解していきましょう。

つわりとは一般的に妊娠初期(4~15週)に起こる症状のことです。

つわりは昔から妊娠のサインとしての役割があり、つわりによって妊娠していることを知る人も多いです。

つわりが起きる原因はいまだにはっきりとしていませんが、ホルモンバランスの崩れや胎児ができることによる母体のアレルギー反応という説があります。

つわりの主な症状としては、吐き気・胸のむかつき・においに敏感・食べ物の好みの変化・眠気・イライラ・頭痛など。

つわりの対処法としてはいくつかあげられます。

・無理をしない

・刺激物をとらない

・水分は少しずつ摂取する

・食事を少量ずつ摂取する

つわり対策は「安静」と「規則正しい生活」をして乗り切ることになります。

 

なぜつわりに薬が使えないのか?

薬

ここでふと疑問が浮かぶ人もいるかと思います。

「つわりが辛いなら、吐き気止めなどの薬に頼ればいいのではないか?」と。

しかし、つわりの症状を抑えるために薬を服用することはできません。

なぜなら、つわりの時期に薬を服用してしまうと胎児に悪影響があるからです。

つわりが起きる妊娠初期は、胎児の心臓や脳神経など生きるために重要な器官が作られる大切な時期。

そんな時に胎児にどんな影響があるかわからない薬を服用するのは、非常に危険な行為です。

そのため、妊娠初期では極力薬の服用を避けることが一般的なのです。

 

アメリカで大麻を使用する妊婦が増加

大麻を吸う妊婦
From thedailybeast

妊娠中のつわりは非常に耐えがたい苦痛です。

人によってはつわりの症状がひどく、入院してしまう人もいるそうです。

アメリカでもつわりでは薬が服用できないので、その代用品として大麻を使用する妊婦が急増しています。

米医学誌JAMAに掲載されたカリフォルニア州での調査結果によると、大麻を使用した妊婦は2009年では4.2%でしたが、2016年では7.1%に増加しました。

特に若い世代での大麻使用が顕著に増加していることが明らかになりました。

18歳未満の層では12.5%から21.8%、18~24歳の層では9.8%から19%に急増しています。

また、大麻使用の増加はカリフォルニア州だけにはとどまりません。

JAMAに掲載されたアメリカ全土に住む18~44歳の妊婦を対象にした別の調査では、大麻を使用した妊婦は2002年では2.37%だったのに対し、2014年では3.85%に増加しています。

これらの調査結果から、アメリカ全土でも薬の代わりに大麻を使用している妊婦が増えていることがわかります。

大麻によってつわりの症状は軽減されるでしょうが、これは非常に危険な行為です。

妊娠中の大麻使用は母体や胎児に与える影響がまだはっきりとわかっていませんが、胎児の発育問題や脳への障害など様々な悪影響につながる可能性が指摘されています。

 

妊婦の大麻は胎児に悪影響が出るという研究

胎児

米国科学アカデミー紀要(PNAS)で妊娠中の大麻使用は胎児の神経系に影響を及ぼし、胎児の脳への異常につながる可能性があるという研究が発表されました。

研究では妊娠中のマウスにテトラカンナビノール(THC)の液体を注射し、その後生まれてくるマウスの子供に行動テストを行いました。

また、その子供の脳組織を採取して、脳に異常がないかも調査。

その結果、THCの摂取は脳のカンナビノイド受容体の働きを狂わせ、脳皮質に異常を引き起こすことがわかりました。

胎内でTHCを摂取したマウスはニューロン結合に欠陥が出てしまい、その影響で運動機能が変化し、神経系の異常が引き起こされる結果に。

さらに、THCを摂取したマウスは成長してもてんかん発作を起こしやすくなりました。

これらの結果から胎内でのTHCの摂取は長期的な悪影響をマウスに及ぼしたことがわかります。

今回の研究はマウスを対象としたものであり、摂取量や投与期間も人間とは異なるものです。

しかし、このような研究結果が出ている以上、妊婦中のつわり対策のために大麻を使用することは避けた方がいいと考えられます。

まとめ

妊婦が大麻を使用すれば確かにつわりの症状は緩和されますが、胎児にどんな影響が起こるかわかりません。

 

大麻が胎児に及ぼす影響が分かっていない以上、安易に大麻を使用することは胎児にとってよくありません。

 

つわりは辛いでしょうが、胎児が健康を守るために妊娠中は大麻使用を控えるべきでしょう。

 

参考サイト

・https://jp.moony.com/ja/tips/lesson011.html

・https://www.cnn.co.jp/usa/35112580.html

・https://merryjane.com/health/dispensaries-are-recommending-pot-to-pregnant-women-and-the-feds-arent-happy

・https://wired.jp/2015/10/28/marijuana-exposure-in-utero/

 

マリファナJP 大麻(マリファナ)専門のメディア
大麻に関する正しい知識、正しい情報を発信し、医療用大麻、産業用大麻、嗜好用大麻等 多岐にわたり世界中の人々から必要とされている大麻を伝える、日本人のためのメディアです。

The following two tabs change content below.
ゆう
マリファナJPライターのユウです。 日本人には馴染みがない大麻についてのニュースや雑学を言葉で伝えることに一心不乱に取り組んでいます。 「大麻=悪」という考え方をなくし、より良い生活のために大麻を利用する世の中になることが夢です。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。