大麻が環境問題を解決?期待される7つの大麻の役割
大麻は、産業、医療、嗜好など多岐に渡り人々に利用されています。
大麻は、地球にも優しく、ヘンプ栽培は、地球温暖化に対処するコストの安い方法だと言われています。
今回は、期待されている大麻の役割について紹介していきます。
大麻については以下の記事で詳しく解説しています。
⇒大麻とは?成分や植物としての「特徴」「効果」「法律」についての【完全ガイド】
①ヘンプ(麻)は持続可能な代替原料
ヘンプ(麻)は持続可能な代替原料となることができます。
例えば、繊維製品・紙製品、建築材料、食品や燃料に至るまで、ヘンプは多くの用途を持っており、日用品における生産・消費の従来の形を今後大きく変えることになるでしょう。
合法化されたばかりの最良の植物であるヘンプは育てやすいというメリットがあり、何よりも無駄なくすべてを余すことなく利用可能です。
用途はさまざまで、種の部分は食品やウェルネス製品に使用できます。また茎の部分でさえ、ヘンプクリートと呼ばれる環境に優しい建築材料として原料になるのです。
ヘンプについては以下の記事で詳しく解説しています。
⇒「大麻」と「麻(ヘンプ)」の違いを解説!成分・用途・法律の違いをチェック!
②大麻の屋外栽培による気候変動への効果が期待
大麻の屋外栽培による気候変動への効果が期待されています。
環境にも有益とされる大麻の栽培方法があり、現在注目されています。
一部の農場では、炭素隔離モデルを利用して、大気中の二酸化炭素を吸収するというやり方を取り入れており、地球温暖化を遅らせ緩和してくれるので、気候変動への影響を軽減してくれるというメリットがわかっています。
炭素隔離は木や植物によって自然に起こる現象ですが、大麻によって意図的かつ有効的に炭素隔離を利用し、地球温暖化への効果を促せることは、大きな発見とも言えるでしょう。
③大麻の合法化は地球のエネルギーと水の節約にも繋がる。
大麻の合法化は地球のエネルギーと水の節約にもつながります。
大麻栽培が合法化されていない州では、必然的に内密に栽培するしかなく、大きな環境被害を引き起こす可能性があり、深刻な水不足、大量の炭素排出、および全体的なエネルギー浪費という問題が懸念されています。
大麻栽培が合法化されることによって、地球の資源を守り、環境被害をもたらし得る栽培方法を減らすことが可能になります。
また、合法的な大麻栽培によって乾燥農業など水を一切使用しない進歩的な技術の取り入れも可能となり、二酸化炭素排出量をさらに削減できると期待されています。
④ヘンプ栽培によって土壌浄化も可能
ヘンプ栽培によって土壌浄化も可能です。
ヘンプには、環境汚染物質と毒素を綺麗にしてくれるバイオレメディエーションと呼ばれる作用があり、土壌に栄養素を補うことができます。
要するに栽培することで土壌汚染を浄化し元に戻すことができるということです。
ヘンプのこの特性は、将来の農業と栽培にとっても大いに期待され、金属、農薬、溶媒、原油、その他の有害物質などによって汚染された土壌を綺麗にしてくれる「奇跡の作物」とも呼ばれています。
⑤ヘンプが急速に進む森林破壊を食い止める
ヘンプがは急速に進む森林破壊を食い止めてくれます。
紙製品や建材を生産するための森林伐採が進むにつれて、永続的な森林破壊が起こり、地球全体の森林は回復不能な状態に追い込まれていることが問題視されています。
樹木に比べると、ヘンプは成長がずいぶん速い上、同じ量の商品を生産するのに必要なヘンプの量もはるかに少なくて済むので、優れた原材料として木材と紙の両方に取って代わることが可能です。
⑥ヘンプは代替原料として、ほとんど全ての製品に対応可能で、天然資源を守り、将来の森林も確保することが可能
ヘンプは代替原料として、木材からできるほとんど全ての製品に対応可能で、ヘンプを使用することによって、天然資源を守り、将来の森林も確保することができるのです。
樹木が商業用として使用されるまでには、20年から50年かかる一方、ヘンプはたったの4か月ほどで収穫可能です。
木を原料としている紙と比べると、ヘンプを原料とした紙は高品質で、劣化しにくく長く使える上、何度もリサイクルできるというメリットがあります。
またヘンプの場合は、製造時に必要な化学物質も木を原料としたものに比べると大幅に少なく済みます。
⑦ヘンプは、メタノールの持続可能なバイオマス源であり、熱化学的変換と呼ばれる環境に優しい手法でエタノールとメタノールの両方を生成
ヘンプは、メタノールの持続可能なバイオマス源(代替エネルギーの供給源としての植物)であり、熱化学的変換と呼ばれる環境に優しい手法でエタノールとメタノールの両方を生成します。
石炭・石油などの化石燃料は地球に有害なエネルギー源とされ、世界燃料需要を長期的に満たすのに不十分と言われており、また化石燃料への依存は大気汚染、石油流出、酸性雨、気候変動など、環境に大きな悪影響を及ぼすことがわかっています。
しかし、ヘンプは、この化石燃料に取って代わる燃料になることもできるのです。
まとめ:大麻は環境にも有益
いかがでしたか?
大麻は、医療用途以外にも様々な使い道があり、環境問題にも効果があることは驚きです。
今後研究が進むに連れ、さらに大麻の有用性が広がることでしょう。
【参考】
①britannica.com
②swamiselect.com
③marijuanaretailreport
④wiki
⑤thegatewayonline.ca
⑥terramuse.com
⑦thegatewayonline.ca
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Kohei
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