皇室の儀式「大嘗祭」に供えられる大麻を刈り取る「抜麻式(ばつましき)」が15日に実施
時事通信によると、5月1日、天皇の即位を受けて11月に行われる皇室の重要儀式「大嘗祭」に供えられる調度品「麁服(あらたえ)」の材料、大麻を刈り取る「抜麻式(ばつましき)」が15日、徳島県美馬市の「三木家」の畑で行われました。
抜麻式には、麁服の大麻を代々栽培する三木家の28代当主信夫氏(82)やNPO法人「あらたえ」の関係者ら約40人が出席しました。
白装束姿のメンバー3人が畑に青々と育った高さ約3メートルの麻を収穫し、午後には、消毒のために大麻を湯に通す「初蒸(はつじょう)式」が行われました。同法人の西正二理事長(77)は、以下の様に述べています。
「大きな病虫害や事故もなく終わり一安心。まだ工程は残っているので、適切に管理し、立派な糸を作りたい」
新天皇が即位した後に行われる大嘗祭とは?
大嘗祭は、天皇の即位後に初めて行われる「新嘗祭」(毎年開かれる収穫祭)のことで、皇位継承に伴う一世一度のとても重要な儀式です。
浸透学者で皇室研究者の高森明勅さんよると、大嘗宮は、37の建物からなるうち、主に悠紀殿・主基殿、それから廻立殿の三殿で儀式が行われます。
大嘗祭は、さまざまな説がありますが、多くは空想であり、秘密のベールにつつまれている儀式です。報道陣や宮内庁職員でさえ具体的な内容も一切明かされない「秘儀」になっています。
天皇の重要な儀式で使用される神聖な植物「大麻」
天皇陛下が即位される大嘗祭麁服「あらたえ」は、天皇陛下が即位される大嘗祭で着用する、儀式のための衣です。阿波忌部の末裔である三木家のみ、麁服「あらたえ」を作ることが許可されています。
麁服(あらたえ)とは、天皇陛下が即位後に初めて行う践祚大嘗祭の時にのみ調製し、 調進(供納)する「大麻の織物」のことを指しています。阿波忌部直系氏人の御殿人(みあらかんど)は、古代では阿波忌部氏の中から任命されていました。
しかし、鎌倉時代から 御殿人の家筋は、三木家だけに限られました。大麻は、神業に欠かすことのできない神聖な植物です。古来、天太玉命(あめの ふとだまのみこと)天日鷲命(あめのひわしのみこと)から受け継がれている、日本にとって非常に大切なものです。
天日鷲命は、天磐船(あめのいわふね)に乗って種穂山に現れたと言い伝えられています。天日鷲命は麻・穀(かぢ)・粟・五穀の種を持っていたそうです。また、天日鷲命は、「麻を植え、神と国に仕えなさい」と言い、忌部氏によって重要な役割を担ってきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?このように日本では古来より非常に重要な儀式の際にも大麻を使用していました。
現在の日本では、古くから大麻を使用していた事実が忘れさられようとしています。薬物としての大麻教育ではなく、日本で古くから神聖な物として大麻が使用されていた事や、大麻が禁止となった歴史的事実を幅広く伝えるべきだと思います。
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Kohei
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