• HOME
  • 記事
  • LEARN
  • 【大麻と創造性】大麻を吸うことによってクリエイティブ力が増すのか?

【大麻と創造性】大麻を吸うことによってクリエイティブ力が増すのか?

大麻は創造性を生むと考えられており、多くのクリエイターやアーティストが大麻と関わりを持っています。

例えば、元ボクシング世界チャンピョンのマイク・タイソンはカリフォルニア州で1224坪の広大な土地を購入し、「The Ranch Companies」という大麻会社を設立しました。またラッパーのスヌープドッグも大麻愛好家であり、大麻ファンドや大麻メディアなど幅広く経営をしています。

大麻がアーティストを創造的にするのか、それとも創造的な人が大麻に惹かれるのか、いったいどちらなのでしょうか? 

今回は、大麻が創造性にどう影響し、どの銘柄が適しているか詳しく解説していきます。

収束型思考と発散型思考

数年前の研究によって、大麻は使用者の創造性を高めないことがわかっています。

この研究は「収束型(コンバージェント)思考」と「発散型(ダイバージェント)思考」という2つのプロセスに着目しています。

収束型思考というのは一つの明快な答えを求める方法です。

  • 空の色は何か? 
  • それは青だ。

といった考え方がその例です。

これに対して発散型思考はもっと抽象的で、答えは複数ありえます。

  • この大麻を吸ったら創造的になるだろうか?
  • 眠くなるか空腹になるかもしれない。
  • 創造性が弾けるかもしれないし、アニメが見たくなるだけかもしれない。
  • 寝転がってアニメを見ながらスナックを食べるのはどうだろう。

こういった考え方が発散型思考です。創造的であるためには2つの思考を組み合わせることができなければなりません。

発散型思考は全ての可能性を眺め、異なる結果をいくつも導くために必要です。一方、収束型思考は結果を絞り込み、目的に適した結論を得るために欠かせません。

発散型思考の方がより複雑・抽象的であり、創造性の高さと結びついています。

先の研究では大麻を常用する53人の被験者に低THC大麻、高THC大麻、そしてプラセボ(偽薬)が与えられました。

収束型思考と発散型思考の能力を測るタスクをこなしたところ、収束型思考については結果に大差がなく、大麻による能力低下は認められませんでした。

しかし発散型思考では、低THCとプラセボのグループがほぼ同じだったのに対して高THCのグループでは明らかに成績が下がりました。

もっともこの結果に関して、大麻の効果は人によって違い、銘柄によって使い方も異なるため、大麻を使うクリエイターから疑問が呈されています。

大麻ユーザーは新しい体験に対してよりオープン

通常状態の被験者を使った研究もあります。ワシントン州立大学は400人の大麻ユーザーと300人の非ユーザー、合わせて700人以上の調査を行ないました。

被験者に通常状態で一連の心理テストを受けてもらい、その創造力を比較するものです。

大麻ユーザーは自分が非ユーザーより創造的だと考えているが、そのことを示す明確な根拠は見出せませんでした。

この調査では大麻ユーザーは非ユーザーに比べて発散型思考のテストで良い成績を上げていますが、大麻のおかげで創造的になったとの証明はできていません。

調査結果から大麻ユーザーは大麻を使うから創造的なのではなく、もともと非ユーザーとは異なる性格特徴を持っていたのではないかと推測できます。

大麻ユーザーは新しい体験に対してよりオープンであり、最初に大麻を試そうとしたのもおそらくはそのせいでしょう。こうしたオープンさは高い創造性を生むことにつながります。

結論「大麻が創造性を高めるという研究結果はない

以前の研究では大麻が脳の「ハイパー・プライミング」機能を促すことも示されています。

「ハイパー・プライミング」機能は脳が一見無関係な2つのことがらを結びつける能力のこと。

概念を結び付けることによって発散型思考が促され、それが高い創造性に結びつくというわけです。

しかし大麻で本当に創造性が増すかどうかは結局不明なままです。どの研究もクリエイターが大麻を使う環境を再現しておらず、また特殊なテルペン類を含む銘柄の存在も考慮しない点で不十分なものです。

また、大麻が消耗の原因となって気力を奪い、創造のモチベーションを削いでしまう可能性もあるので注意が必要ですが、創造性を増すと言われる大麻の品種も数多くあるようです。

創造性を高めたい時におすすめな大麻の品種4選

品種別大麻

創造性を高めたい時に試すと良い銘柄はいくつもあります。重要なのはエネルギーと幸福感の増強で、「カウチロック」状態になって動けなくなるようなものは避けることです。

カウチロックについては以下の記事で詳しく解説しています。

アカプルコゴールド

大麻主体のハイブリッドで強力過ぎず、気持ちを高める働きをします。リラックスと高揚感が合わさり、気持ちが前向きになって創造力が高まります。

ブルードリーム

創造的エネルギーを高めてくれる、良く知られた人気銘柄です。効能のバランスが良く、リラックス効果と強壮効果が同時に得られます。鎮静作用によって落ち込むことなく創造プロセスを高められるので、良い選択だと言えます。

グリーンクラック

スヌープ・ドッグが自ら命名した人気銘柄です。心が高鳴り元気になる一方、時に興奮しすぎることもあります。吸いすぎると反動でパラノイアを誘発すると言われており、最初は少量にとどめて自分の限界を知っておくことが重要です。創造力の火花を求めるのであれば、少量でも長い間効果を得ることができます。

ジャック・ザ・リッパー

有名な殺人鬼「切り裂きジャック」の名を持ち、疾走感とサイケデリック感で知られます。脳に対する影響は刺激的で、日中のアート製作で使うには最適でしょう。精神を高揚させてインスピレーションを得たい時に選ぶと良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

大麻で創造力が上がるという証明はされていないようですね。そもそも創造性の定義や観測自体簡単なことではありません。

もしあなたが大麻を使用して創造的になれたと思ったとしても、それを額面通り受け取れる根拠は何もないのです。

独りで集中して想像力あふれる状態にいた時に固定観念から逃れる手助けとなってくれていただけかもしれません。

【参考】

ResearchGate:Effect of marijuana on divergent and convergent production cognitive tests(発散および収束産生認知テストに対する大麻の影響)

Science direct:Inspired by Mary Jane? Mechanisms underlying enhanced creativity in cannabis users(大麻使用者の創造性増強の基礎となるメカニズム)

PubMed:Hyper-priming in cannabis users: a naturalistic study of the effects of cannabis on semantic memory function(大麻使用者におけるハイパープライミング:大麻が意味記憶機能に及ぼす影響に関する研究)

マリファナJP 国内最大の大麻総合メディア
大麻に関する正しい知識、正しい情報を発信し、医療用大麻、産業用大麻、嗜好用大麻等 多岐にわたり世界中の人々から必要とされている大麻を伝える、日本人のためのメディアです。マリファナJPでは大麻の関連の情報の発信をしていますが、大麻取締法を犯す事を「扇動、教唆、示唆、ほう助」する内容ではございません。日本では大麻の所持、栽培は違法ですので絶対に使用しないでください。

The following two tabs change content below.

Kohei

マリファナJP代表のKです。 日本経済に新しいマーケットを誕生させると共に、日本人に大麻の素晴らしさを伝え、1人でも多くの日本人に大麻に対する正しい理解をしてもらえる様に現在活動しております。
CBDリキッドランキング

関連記事一覧