特定の大麻抽出物が癌細胞を死滅させる可能性を示す新たな研究結果

イスラエルの研究者らは、12種類の大麻抽出物が12種類の異なる癌細胞に与える影響を調べました。

 

この研究により、特定の大麻抽出物が癌細胞の死を促進するという証明がされました。

 

これらの調査結果は、医療用大麻がこれまでに発見された最も効果的な自然療法の1つであることを示す以前の研究を支持しています。

 

イスラエル工科大学の研究者らは、12種類の大麻抽出物を使い12種類のヒト癌細胞株の試験を行いました。

 

それぞれの癌細胞株を、24時間にわたって用量を増やしながら選択した大麻抽出物を投与しました。

 

このテーマに関するこれまでの研究では、癌細胞の増殖を阻止するために、THCやCBDなどの大麻に含まれるカンナビノイドを分けて使用することに主に焦点が当てられてきましたが、この研究では、大麻全体の抽出物がより強い効果を有するかどうかが調査されました。

 

「大麻には100種類以上の植物性カンナビノイドと数百種類の他の成分が含まれています」と研究者らは記しています。

 

「これらの大麻に含まれるカンナビノイドの生物学的効果および相互作用は完全には解明されておらず、大麻の治療効果に影響を及ぼす。」

 

大麻に含まれるカンナビノイドの中には、ある種の癌細胞の増殖を効果的に防ぐものもあれば、ほとんどあるいは全く影響しないものもありました。

 

3種類の大麻抽出物は癌腫瘍を元の大きさの約37~51%に縮小する結果となりました。

 

これらの大麻抽出物の中で最も効果的なものは全て高濃度のTHCと大量の脱炭酸されたフィトカンナビノイドを含んでいました。

 

「我々は、大麻に含まれるカンナビノイドが癌細胞を死滅させることに非常に効果的で、これらカンナビノイドのいくつかはΔ9-THCが豊富であることが分かりました。」とOncotarget誌で説明されています。

 

「しかしながら、上記の研究と一致して、我々は、研究された癌細胞に純粋なΔ9-THCを適用するよりも、全ての大麻抽出物を使用する方が、癌細胞を死滅させるのに効果的であることを示唆しています。」

 

研究者らは、ある種の癌細胞がTHCを多く含む抽出物に強く反応するが、他の細胞は反応しないことを発見しました。

 

このことから、大麻抽出物に含まれる他のカンナビノイドも抗癌剤として有効であると彼らは考えました。

 

まとめ

 

「全体として考えると、医療用大麻は単一の治療薬で構成されているのではなく、さまざまな治療法で構成されていると結論付けました。」と研究者らは記しています。

 

こさらに、今後の研究は、「治療効果を最適化するために、大麻抽出物と特定の植物性カンナビノイドおよび特定の癌のサブタイプに対する効果に焦点を当てることができる。」と勧告しています。

 

最後に研究者らは、「本研究が、多くの癌のサブタイプに対する効果的な大麻治療のエビデンスを提供するために、将来の前臨床研究およびランダム化比較臨床試験の基礎となることを願っている。」と締めくくりました。

 

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