体調の悪い女性

大麻で風邪が治る?大麻と病気の関連性にせまってみた

さむーい時期に流行るのが風邪やインフルエンザです。風邪やインフルエンザは熱が出て、頭がボーっとするので寝込んでしまう人も多いのではないでしょうか?風邪やインフルエンザの時は病院に行って、解熱剤などの風邪薬を処方してもらうのが一般的ですが、大麻が風邪薬の代わりになるかもしれません。

最近では解熱剤と同じような効果が分かってきました。しかし、大麻の喫煙は喉などの気管支に負荷をかけてしまうこともあります。喉風邪をひいている人はより悪化する可能性も…。そこで今回は、大麻と病気の関連性についてせまってみたいと思います。

大麻と聴診器

昔から伝統的な病気の治療法として、大麻は様々なところで用いられていました。解熱作用も作用の1つとして知られていましたが、使用した人が感覚的に使っていただけで科学的な証明はされていませんでした。しかし、最近の研究では大麻に解熱作用があることが分かってきました。この解熱作用は、テトラヒドロカンナビノール(THC)の抗炎症作用の一種です。

この解熱現象は「THC誘発性低体温」と呼ばれています。残念ながらTHC誘発性低体温の明確な原理は分かっていません。しかし、THCは脳の視床下部に作用することが知られています。体温調節を制御するのも視床下部なので、THCが何かしらの影響を与えることによって、体温を低下させているのかもしれません。

熱を安易に下げるのはよくない

薬

風邪をひいて熱が出るのは、誰しも経験していることでしょう。では、なぜ風邪をひいた時に熱が上がるのでしょうか?一般的に風邪で熱が上がるのは、細菌やウィルスと身体が戦っているためだと言われています。

風邪の原因である細菌やウィルスに感染すると、細菌やウィルスと戦う白血球やマクロファージなどが働き始めます。その時にインターフェロンなどの発熱物質を作り出し、発熱を起こします。細菌やウィルスは熱に弱いため、発熱によって増殖を抑えることができます。

このように「発熱」は重要な役割を担っているのですね。そのため、熱が出たからといって安易に熱を下げるのは身体と細菌やウィルスの戦いを妨げることになりかねません。解熱剤は効果の持続性や効果の大きさは科学的に検証されていますが、大麻は研究途上です。

どの程度の効果があり、どれだけその効果が継続するかあまり分かっていません。そのため、解熱のために大麻を安易に使用するのは考えものです。

大麻が少量だと、逆に熱を上げる!?

大麻

大麻に解熱作用があるのは分かっていただけたかと思いますが、大麻の使用量によっては逆に発熱作用をもたらすようです。他の研究では大麻に含まれるカンナビノイドが低用量であれば、発熱作用がある可能性が示唆されました。大麻の使用量によって真逆の効果があるということですね。どの程度の量でどちらの作用が発生するのかはまだ分かっていないので、これからの大麻研究に注目ですね。

大麻の喫煙は病気を悪化させる可能性がある

大麻とグラインダー

大麻を摂取する際には、タバコのように喫煙するのが一般的でしょう。しかし、大麻を燃焼させることによって発生した煙にはタバコと同様に有害物質が多く含まれています。喉や気管支、肺などに刺激を与えてしまうので、気管支の病気や肺の病気を患っている人には病気を治すどころか病気を悪化させる可能性があります。喉などに持病を抱えている人は、大麻の喫煙は避け、大麻を含んだ食品(大麻クッキーや大麻ビールなど)を摂取するか、大麻の有効成分を抽出した製品(オイルなど)を利用した方が良いでしょう。

大麻は免疫系を抑制する可能性がある