大麻ってどんな種類があるの？【サティバ、インディカ、ハイブリット、ルデラリス】

日本やまだ違法の頃の海外で、大麻を利用したことのある方の多くは、ブランド買いはなかなかできなかったのではないでしょうか。
なので、比較的高価格のすごい”ブリブリ”になるマリファナであっても、その効き方は買ってみて初めて分かるという感じで、なかなか品種まで意識していない方も多いのではないかなと思います。

単純にTHC濃度が高いことや効きが良いからいいマリファナというだけでなく、自分自身の好きな味わい、”ハイ”のなり方、利用したいタイミングなどしっかり理解して購入できるとよりマリファナを楽しむことができます。

事実、大麻にはそれぞれの品種それぞれに違った特徴があり、大麻愛好家たちはシーンによって使い分けます。

そこで今回は、4種類の特徴や違いなどをわかりやすくご説明させていただきます。
また、この4種類の分類はあくまで大麻の大きな種類のみの話であり、各ブランドや細かい品種によっても違いがあるので、ぜひ合法な地域で自分の好みを探してみてくださいね！

大麻については以下の記事で詳しくまとめています。

⇒大麻とは？成分や植物としての「特徴」「効果」「法律」についての【完全ガイド】

大麻の種類①「Sativa(サティバ)」

〜サティバの原産地域～

・コロンビア
・メキシコ
・タイ
→赤道周辺の温暖な地域で繁栄

〜サティバの特徴は？〜

・背丈が高い(最大4~6m)
・葉っぱが細くて、長くて、シュッとしている
・バッズの密集度が少ない
・開花まで約8~12週間

〜サティバの効果は？〜

サティバはストーン(Stoned)の状態というよりは、ハイになる傾向が強く、”Mind high(マインドハイ)”や”Head High(ヘッドハイ)”と分類されています。

わかりやすくいうと以下のようなイメージです。

• アクティブになる
• 元気が出る
• クリエイティブになる
• 多幸感

〜サティバは、どんな時に吸うのがオススメ？〜

その特徴からデイタイムに摂取する傾向が強く、アクティブに活動したい日、トレーニング前や創作活動の際にうってつけの品種と言えます。

また、クラブやフェスなどのパーティーでも比較的好まれる品種です。パーティーではこれから紹介するハイブリッドの品種もよく利用されますが、サディバ種よりのハイブリッド種が中心です。
音に溺れるといったような使用感というよりは、よりパーティーを楽しむ！といったイメージですね。

他にも、頭がくっきりと覚醒し、普段なら思いもよらないことが思い浮かんだりするので、作曲や絵画、執筆など芸術活動との相性も抜群です。

よくマリファナを吸っている人の特徴で言われる、ずっと何かを喋っている、奇抜な動きをする人なんていうのはこのサディバ種を摂取している可能性が高いです。

また多幸感を感じることができることから、ストレス、うつ病、疲労にも良いとされています。

〜有名なサティバの品種は？〜

• Amnesia Haze(アムネシアヘイズ)
• Sour Diesel(サワーディーゼル)
• Durban Poison(ダーバンポイズン)
• Strawberry Cough(ストロベリーコフ)
• Green Crack(グリーンクラック)

「Indica(インディカ)」

〜インディカの原産地域〜

・パキスタン
・アフガニスタン
・モロッコ
→中央アジア周辺の比較的涼しい地域で繁栄

〜インディカの葉の特徴は？〜

・背丈が低い(最大2m)
・葉っぱの幅が広くて、厚みがある
・バッズの密集度が高い
・開花まで約6~10週間

〜インディカの効果は？〜

インディカは鎮静、リラックス効果や痛みの緩和が特徴的で、サティバの”Head High(ヘッドハイ)”とは対照的に”Boby High(ボディハイ)”と呼ばれています。わかりやすくいうと、以下のようなイメージです。

• リラックス
• 痛みの緩和
• 多幸感

〜インディカはどんな時に吸うのがオススメ？〜

インディカ種の大麻は、鎮静作用、リラックス効果に優れているので、ナイトタイムに使用する人が多いです。

そのため映画を見ながらリラックスしたり、就寝前に摂取すると良いでしょう。

また、インディカの鎮静効果を利用して、スポーツやジムでのトレーニング後にインディカを吸う人も増えているそうです！

俗に言うマンチー（マリファナを摂取したあと無性にお腹が空き、すごい美味しく感じる）の効果もインディカ種のほうがより強いです。

マリファナというとどちらかというとダウナー系のドラッグのイメージの方が多いと思いますが、これはこのインディカ種の効き方のイメージが強いと思います。真っ赤な目をしてゆっくり動き、ソファに沈み込むように座っている、ぼーっとしていているような状態の場合は、インディカ種を摂取している可能性が高いです。

また、サディバ種よりは背丈が伸びません。なので、自宅などでグロウする場合、比較的やりやすいということもあり、日本などの違法性の強い地域ではサディバ種のほうが流通しているのかなと思います。
※流通の話は、個人的な見解であり、統計を取っているわけではないです。

〜有名なインディカの品種は？〜

• Northern Lights(ノーザンライツ)
• Blueberry(ブルーベリー)
• Blue Cheese(ブルーチーズ)
• Grape Ape(グレープエイプ)
• Afghan Kush(アフガンクッシュ)

「Hybrid(ハイブリッド)」

画像出典：leafly

画像出典：leafly

サティバとインディカを掛け合わせ誕生したHybrid(ハイブリッド)。

大麻を合法化が加速する現在、数種類の遺伝子を掛け合わせて作られるハイブリッドがメインストリームとなっています。

様々な種類の品種を掛け合わせる事で、以下の４点を向上させる事が出来るのがハイブリッドの大きな特徴です。

1. THC含有量
2. CBD含有量
3. 開花のサイクル
4. 病気への免疫力
5. 収穫量

サティバとインディカはそれぞれ違った特性を持ちます。掛け合わせにより「それぞれのマイナス面を抑え、プラス面を引き立たせることができる」というのが何よりの特徴と言えるでしょう。

ハイブリッド種の中でも、インディカ寄りのハイブリッド種、サディバ寄りのハイブリッド種、きれいに中間のハイブリッド種といったように品種によってけっこう違いがあります。

また、成長後のサイズ感や、開花時期なども品種によって全然違うのもハイブリッド種の特徴です。ハイブリッド種と一言で分類するのは無理と言っていいくらい品種によって違いがあるのがハイブリッド種です。

〜有名なハイブリットの品種は？〜

・ GSC（ガールスカウトクッキーズ）
・Blue Dream(ブルードリーム)
・ OG KUSH（オージークッシュ）
・ White Widow（ホワイトウィドゥ）
・AK-47

「Ruderalis(ルデラリス)」

〜ルデラリスの原産地域〜

・アジア
・東ヨーロッパ
・ロシア
→土壌が貧弱で、植物にとって過酷な地域で主に繁栄

〜ルデラリスの葉の特徴は？〜

・背丈がとても低い(30−80cm)
・枝分かれも少なく非常に小型、見た目はサディバと酷似
・自動開花（オートフラワー）する
・開花まで約6~10週間

〜ルデラリスの特徴は？〜

ルデラリス種の特徴として、THC濃度が低く、CBD濃度が高いです。

なので、娯楽用のマリファナとしてルデラリス種をそのまま利用することは少ない品種です。

基本的にガッツリマリファナを楽しみたいときに吸うことはおすすめしません。THCではなくCBDをメインで摂取したいときに吸うのが良いと思います。

また、逆に言えばすごい弱いマリファナ、アルコールで言えばアルコール1％の低アルコール商品的なあまりHIGHになったら困るけどマリファナを少しだけ吸いたいといったときにはいいかもしれません。

とはいっても、純粋なルデラリス種の品種はあまり市場にもなく、自分でグロウする以外でなかなか手に入らないかもしれません。

ただ、ルデラリス種のオートフラワー（日照時間に関係なく時期が来たら自然と開花する性質）や、小型なサイズ感、非常に早い成長速度は、栽培する上で非常に人気のある特徴です。なので、より良いハイブリッド株を作るためにルデラリス種はよく利用されています。

例えば、THC濃度の高いサディバ種などとルデラリス種をかけ合わせることで、THC濃度が高く、小型でオートフラワーのハイブリッド種を作ることが可能です。

ルデラリス種はハイブリッドの素材としても非常に注目されている品種です。

〜有名なルデラリスの品種は？〜

• RUDERALIS SKUNK
• RUDERALIS INDECA
• DO-SI-DOS AUTOMATIC
• MEMBRANA HIPER AUTOFLOWERING

まとめ：大麻は、時間帯によって使い分ける人が多い

大麻の種類のそれぞれの特徴について理解できましたか？

例えば、朝の運動前にサティバ、夜はインディカとという感じで時帯によって吸う大麻の種類を分けて見るのも良いでしょう。また、種類だけでなく、それぞれの品種ごとに良さがあるので、多くの品種を試し自分好みのマリファナを見つけられるとよりマリファナを楽しむことができます。

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