CBDビジネスの始め方を解説!商品開発・原料選び・販売のビジネスノウハウを学ぼう!
CBDの人気が高まる中で事業展開を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、「どんな商品を作ればいいの?」「何から始めれば良いの?」「ビジネスを成功させるコツは?」など、疑問に思うことが数多くあるはずです。
そこで今回はCBDビジネスの始め方を「商品開発/OEM」「原料選び」「販売」の3つの項目に分けて解説していきます。
CBDビジネスのノウハウを理解して、スムーズに事業をスタートさせてみてください。
CBDについては以下の記事で詳しく解説しています。
⇒CBDとは何か?大麻の主成分であるCBDの効果・効能を徹底解説
CBDビジネスの始め方【商品開発/OEM】
「商品開発/OEM」において考えるべきポイントは以下の4点あります。
- 商品のターゲットは誰か
- 定めたターゲットがどこで商品を購入するのか
- どんな商品を作るのか
- どれぐらい売りたいのか
商品作り以外の部分が非常に重要となってくるので、事業計画を立てる上での第一歩を丁寧に行っていきましょう。
①商品のターゲットは誰か
まずは「CBD」という成分を求める人の特徴や購入する理由を考えてみましょう。
例えば、CBDには以下の効果が期待されています。
- 睡眠の改善
- ストレスの緩和
- 不安の解消
- 鎮痛/抗炎症
こういった効果があることから、日常生活において上記の悩みを抱えている消費者がターゲットとして考えられます。
他にもCBDにはさまざまな効果があるので、解決できるお悩みをベースに開発する商品をイメージしてみるといいでしょう。
次に、商品の購入者の「顧客像(ペルソナ)」を設定してみましょう。
年齢や性別といった基本情報はもちろん、職業や生活パターン、収入、趣味、普段利用しているデバイス、流行への関心など、より細かい顧客増を設定することで、商品開発がより具体的に行えるでしょう。
設定した顧客像に対して、CBDがお悩みを解決するというストーリーを作るのが重要です。
そして、CBDを購入した人が「いつ」商品を利用するのかもイメージしてみましょう。
朝・昼・夜などの時間で区切ってもいいですし、就寝前、仕事中、外出前などタイミングで設定してもいいですね。
②定めたターゲットがどこで商品を購入するのか
設定した顧客がどういった形で商品を購入するのかを考えてみましょう。
例えば、「百貨店を歩き回って気になった商品を購入する」「SNSで話題を集めた商品を試しに買ってみる」とでは、購買行動に基づく販売戦略も大きく異なってくるでしょう。
開発する商品のメイン顧客層が普段どのような購買行動をとっているのかを明らかにした上で、効率よくアプローチできるようにしてください。
③どんな商品を作るのか
次に購買層を丁寧に設定した上で初めて「どんな商品を作るのか」という段階に入っていきます。
CBD商品の主なタイプとしては以下の3つが挙げられます。
- 抽出物:CBDオイル、CBDリキッドなど
- 食品:CBDグミ、CBDチョコ、CBD飲料水など
- 化粧品:CBDクリーム、CBD化粧水、CBDバスボム
それぞれ使用方法や摂取するタイミング、効果の感じ方が異なるため、上記で設定したペルソナ像に合った商品タイプを選んでください。
ネットを中心に販売を行っていくのであれば、各商品の月間検索ボリュームも参考にするといいでしょう。
開発する商品のタイプが決まったら、具体的なコンセプトやデザインを決めていきます。
消費者の目に届く部分でもあり「商品を使うことで解決できる課題」や「商品を取り入れることで実現する生活」などをキャッチーなメッセージとして伝えてください。
また、ペルソナ蔵に合った商品や販売サイトのデザインを行いましょう。
最後に、商品の細かい仕様を決めていきます。
例えば、CBDオイルを製造する場合、以下のポイントを検討しなければなりません。
- 使用するオイル:MCT、ヘンプシード、オリーブ
- 容量:10,30mlなど
- 瓶:色や形状
- CBDの種類:アイソレート、ブロードスペクトラム
- CBD含有量
使用するオイルによって、CBD以外の部分で差別化を図ることができますし、CBD含有量によって効果の強さが決められるので、購買層に合った仕様を設定しましょう。
④どれぐらい売りたいのか
CBDビジネスを始めるにあたって、どれぐらいの利益を求めているのかを決めておきましょう。
一般的に仕入れが多いほど商品単価が安くなり、利益がで安くなりますが、在庫リスクの可能性も検討しなければなりません。
最初は最小ロットで仕入れを行い、顧客の選別を図るためのテストマーケティングを実施するといった形もあるので、原価や利益率を検討しながら事業計画を立ててみてください。
CBDビジネスの始め方【原料選び】
商品開発の事業計画が終わったら、次に「原料選び」を検討しましょう。
原料がなければ商品を作ることができないので、商品のコンセプトに合う原料を仕入れるようにしてください。
ここで紹介するポイントは以下の4点です。
- CBD原料の種類
- 原料選びのポイント
- 成分分析書の読み方
- 輸入について(商業or個人)
それでは、1つずつ詳しくみていきましょう。
①CBD原料の種類
CBD原料の種類には主に以下の3つがあります。
CBDは麻に含まれる成分ですが、原料においてはその他のカンナビノイドも含めるかどうかが重要となります。
カンナビノイドの種類が多いと、相乗効果(アントラージュ効果)によってより高い効果が得られるのですが、原料の単価が高くなってしまうでしょう。
また、日本ではTHCは違法な成分でもあるため、THCを含むフルスペクトラムの販売はできません。
MarijuanaJPではCBD原料の卸売をしております。CBD原料の卸売については下記の記事で詳しく解説しています。
⇒CBD商品(ホワイトラベル)・アイソレート原料仕入れ(CBD,CBN,CBG)の卸売販売について
②原料選びのポイント
原料を選ぶ際は以下の点に注目してください。
- 法律に準拠してえる
- 安全性の確認
- 加工方法
- CBD以外の成分
日本の大麻取締法においては、麻の茎または種子から抽出されたCBDでなければ輸入することができません。
そのため、茎・種子から抽出されたCBDであることを証明する製造工程の写真や書類を確認し、違法なTHCが含有されていないこともチェックしてください。
製造されるCBDの安全性についても確認が必要です。
麻の生産過程で農薬や重金属が混入している可能性もあるので、第三者機関による検査を受けて問題がないことを確認しましょう。
最近では、ナノテクノロジーを用いてCBDを微小な粒子にすることで、水溶性の性質を持たせるCBDも登場しています。
こういった加工方法についても知っておけば、商品作りの幅が広がるでしょう。
最後に、CBD以外のCBGやCBN、CBCといったその他のカンナビノイド、麻に含まれる香り成分のテルペンなど、どのような成分が含まれているか確認にしてください。
③成分分析書の読み方
日本ではTHCを含有したCBD原料を輸入することはできないため、原料生産者から成分分析表を受け取らなければなりません。
成分分析書は以下の項目をチェックしてみてください。
- 含有成分:CBD、THC、CBGなど
- 残留物:Residual Solvent(残留溶媒)、Heavy Metal(重金属)など
- バッチナンバー/検査日
- 分析担当者のサイン
違法な成分が含有されていないか、安全性に問題のある物質が混入していないかを確認してください。
④輸入について(商業or個人)
CBD原料の輸入方法には「商業輸入」と「個人輸入」の2つがありますが、事業として始めるのであれば「商業輸入」がおすすめです。
個人輸入の場合、税関の審査や原料の販売申請を行っていない業者から仕入れる形になるため、THC含有といったリスクが生じる可能性があります。
正規の代理店からCBD原料を輸入すれば、各種許可書や検査を通過している原料を仕入れることができるためトラブルも生じにくくなるでしょう。
CBD輸入後にTHCが発覚した場合の対処法については以下の記事で詳しく解説しています。
⇒CBDの輸入後にTHCが発覚した場合の対処法を解説!THC含有リスクを未然に防ぐには?
CBDビジネスの始め方【販売】
最後に、CBD商品の販売について以下の3つのポイントを解説していきます。
- 商品設計
- 価格設定
- 販売チャネル
良い商品を作っても売り方が悪ければ事業を軌道に乗せるのが難しくなってしまうため、商品を販売するためのマーケティング戦略もしっかりと練っていきましょう。
①商品設計
CBDを摂取することで解決できる課題や使い方・利用シーン、市場の動向・競合分析などを通じて、設定した顧客層に合う商品を設計しなければなりません。
また、類似した商品を販売している競合の存在も意識しなければならないため、利用シーンや顧客層に合わせた「差別化」が重要です。
例えば、「その他の健康成分や美容成分を混ぜる」「有名人や専門医が監修している」など、他とは違うユニークなポイントを作ってみましょう。
②価格設定
CBDは嗜好品やサプリメントに分類され、価格変化による需要の変動が大きくなるため、価格設定が売り上げに大きな影響を与えます。
原価や利益率などを中心に価格設定をしたいと思うものですが、消費者側の視点に立って「CBD1mg当たりの単価は?」「使用1回当たりの単価は?」といったポイントを意識して、コスパの高そうな印象を持たせるようにしてみましょう。
CBDの濃度、1滴に含まれるCBD量 (mg)の自動計算は以下の記事で紹介しています。
⇒【CBDオイル自動計算機】1滴当たりのCBD量を元に自分に合う摂取量を見つけよう!
③販売チャネル
どのような販路で商品を販売させるのか、各販売チャネルのバランスについて検討してみてください。
主な販売チャネルとしては以下のものが挙げられます。
- 代理店への卸売
- ネット通販への出品
- 検索エンジン最適化(SEO)
- SNS運用
- 広告
- インフルエンサーへのサンプリング
- コミュニティ作り(イベント・セミナー)
- 口コミ(話題性・バズり)
どの販売チャネルに経営資源を注力するのかバランスを決め、消費者が商品を認知してから購入するまでの導線を整えてみてください。
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まとめ:ノウハウを理解してCBDビジネスを始めてみよう!
CBDビジネスの始め方について解説していきました。
「商品開発/OEM」「原料選び」「販売」の3つのポイントを抑えて、CBDビジネスをスムーズにスタートさせてみましょう。
1つ1つのプロセスを丁寧に行うことで事業を軌道に乗せられる可能性を高くなるので、CBDビジネスに興味のある方は参考にしてみてください。
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