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CBDを摂取すると記憶障害を引き起こす?認知症への効果は?

大麻由来の成分として日本でも徐々に人気が高まっているCBD(カンナビジオール)。

しかし、「大麻由来」という言葉を聞いて、不安に感じてしまう人も多いでしょう。

一説には、大麻を使用すると記憶障害を引き起こすとも言われているため、CBDを摂取することを躊躇しているかもしれません。

さまざまな疑問が思い浮かぶ中で、今回はCBDと脳神経に関する研究を中心に紹介し、CBDと記憶障害の関係や認知症への効果について明らかにしていきましょう。

CBDとは?についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

CBDを使用すると記憶障害を引き起こす?

CBDは大麻由来の成分として健康や美容において注目を集めています。

夜なかなか眠れなくて困っている方や仕事のストレスが溜まっている方が好んで使用しており、アメリカを中心に人気を集めており、国内でも認知度が高まってきました。

しかし、中にはCBDが大麻由来の成分であることを見て、「CBDを使うと記憶障害を引き起こすのでは?」と不安に思っている人も多いはずです。

確かに、長年の大麻使用は記憶関連の障害に深く関わっていると言われていました。

では、まず最初に大麻の使用によって記憶障害が引き起きるのか、それと同様にCBDが記憶障害を引き起こすのかについて詳しく見ていきましょう。

①大麻は記憶障害を引き起こす?

長年、大麻の使用は記憶障害を引き起こすと言われてきていたのですが、研究が進められるまでは半ば逸話的な概念でもありました。

大麻の使用と人間の身体への影響に関する研究が進められる中で、大麻が人間の脳にどのように作用するのか、記憶障害を引き起こすのかについての理解が深まっています。

そもそも記憶は短期記憶と長期記憶の2つに分類されるのですが、現時点では、大麻中毒になることで短期記憶処理を一時的に変更または歪める可能性が示されています。[1]

大麻に含まれるTHCといったカンナビノイドを摂取することで、脳の記憶に関与する受容体に結合し、神経シグナル伝達を妨害することが理由として挙げられており、短期記憶が中断されることで学習に影響を与えたり、興味の喪失や集中力の問題を引き起こしたりするようです。

特に、青年期に大麻を使用することで短期記憶に有害な影響を与えることが示されていますが、大麻の使用を止めることで大麻に関連する記憶障害を元に戻すことができることも研究によって示唆[1]されています。

②CBDはTHCの悪影響を阻害する

大麻と記憶障害の初期の研究では、大麻が「アルツハイマー病」や「ハンチントン病」「てんかん」といった記憶に影響を与える神経変性疾患に好影響を与えることも示唆[1]されていました。

主に動物実験を通じて、大麻に含まれる成分を使用すると、上記のような病気の進行を遅らせたり、予防したりする可能性が示されています。

これらの仮説は先ほど取り上げた「大麻の使用によって記憶障害を引き起こす」というものとは真逆です。

これについては、大麻に含まれる主要成分でもある「THC」と「CBD」が深く関わっています。

THCは脳内に存在するカンナビノイド受容体に結合することで陶酔感を生み出すことが分かっています。

一方で、CBDはTHCが受容体と結合するプロセスを妨げる可能性が示されており、陶酔感を和らげると言われています。

大麻の種類によって、THCとCBDの比率は異なりますが、CBDを含まない大麻製品を使用すると、精神病などのメンタルヘルスの問題を発症するリスクが高まると言われており、青年期の短期記憶にも悪影響を与えるそうです。

そのため、大麻の使用によって記憶障害を引き起こすのは、主にTHCと呼ばれる成分が原因であり、CBDはその影響を緩和する働きがあると言えるでしょう。

THCとCBDの違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

認知症とは?

次に、CBDと認知症の関わりについて調査していきます。

その前に、認知症に関して基本的な知識を把握していきましょう。

認知症とは、「さまざまな原因で脳の神経細胞が破壊・減少することで、日常生活が正常に送れない状態」を指す病気です。

一般的に高齢者が発症することが多い病気ではありますが、30代といった若い人で発症するケースもあります。

認知症は、原因によっていくつかの種類に分かれています。

①認知症の症状

認知症の主な症状としては以下のものが挙げられます。

  • 直前の行動を忘れてしまう
  • 人物や物の名前が思い出せなくなる
  • 自分のいる場所や状況などがわからなくなる
  • 周囲の人間との関係性がわからなくなる
  • 料理の手順がわからない
  • 善悪の区別ができなくなる

主な症状としては「記憶障害」「見当識障害」「判断能力の低下」といったタイプに分かれています。

これらの症状が継続し、性格や環境の変化が加わることで、徘徊や弄便、暴言、幻覚、不眠、うつといった症状も現れるケースもあるそうです。

②認知症の種類

認知症は原因によって以下のような種類に分かれています。

  • アルツハイマー型認知症
  • 脳血管性認知症
  • レビー小体型認知症

「アルツハイマー型認知症」は、脳にアミロイドβと呼ばれる特殊なタンパク質が溜まることで、脳細胞が壊れて、減ってしまうことが原因として言われています。

加齢によってアミロイドβが増えやすくなることから、高齢者の発症が多いのですが、30〜50代といった若い世代で発症する若年生アルツハイマー型認知症もあるそうです。

「脳血管性認知症」は、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血の発症による脳血管の損傷が原因として挙げられています。

その他にも、糖尿病や高脂血病、高血圧などの生活習慣病が原因となるようです。

「レビー小体型認知症」は、神経細胞にできる特殊なタンパク質の「レビー小体」が大脳皮質や脳幹に増えることが原因とされており、高齢の男性に多く発症すると言われています。

③認知症の治療

認知症には根本的な治療法が存在しないと言われています。

薬物治療によって進行を遅らせたり、症状を緩和したりといったアプローチは取られるようです。

また、認知症によって行動・心理症状が激化した場合には、抗精神薬や抗うつ薬が処方されることがあります。

脳神経を活性化させるため、五感を刺激するリハビリが行われることもあるなど、さまざまな選択肢の中から患者に合わせた治療法が用いられます。[2]

CBDは認知症に効果あるのか?

現段階ではCBDが認知症を予防したり、進行を遅らせたり、症状を治療したりする効果について、明確な証拠を立証した研究は存在しません。

ただし、いくつかの研究では、大麻を使用することで興奮や攻撃性といった認知症によって生じる行動症状を管理できる可能性が示唆されています。

それでも、大麻やCBDと認知症の関連について深く理解するためには、より多くの研究が必要です。

①認知症の行動症状への効果が示唆される

研究によると、高濃度のCBDオイルは興奮や不安といった認知症に伴う症状を管理するのに役立つ可能性が示唆[3]されています。

小規模な臨床試験では、認知症の行動症状に対するカンナビノイドの効果が評価されているものの、研究の規模が小さく、質も低いため結論を明確にするには不十分でした。

これについては現在も研究が進行されているため、CBDが役に立つ可能性は十分に考えられると言えます。

②CBDは認知症の予防や治療に役立つ?

CBDなどのカンナビノイドが認知症の治療に使えるかどうかについては、不明確となっており、さらなる調査研究が必要視されています。

研究段階では、ある程度の見込みは示されているものの、カンナビノイドが持つ幅広い影響についての理解が必要です。

まとめ:CBDは認知症の症状を緩和する可能性がある

CBDと記憶障害の関連、認知症への効果について解説していきました。

研究による明確な結論は出ていませんが、CBDは認知症の症状を軽減する可能性が示唆されています。

今後、研究が進展することによって、認知症の予防や治療への効果が明らかになるかもしれません。

【参考】
[1]THE CONVERSATION:Does cannabis really affect memory? Here’s what research currently says
[2]Doctors Files:認知症
[3]Alzheimer’s Society:Cannabis, CBD oil and dementia

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Kohei

マリファナJP代表のKです。 日本経済に新しいマーケットを誕生させると共に、日本人に大麻の素晴らしさを伝え、1人でも多くの日本人に大麻に対する正しい理解をしてもらえる様に現在活動しております。
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