CBDオイルとヘンプオイルの違いは何?製法や成分、効果の違いを理解しよう!
健康や美容、リラックス効果を求めて「CBD」の購入を検討されている方も多いでしょう。
しかし、初めて購入される方で調べていくうちによく分からなくなってしまった人もいるかもしれません。
例えば、「CBDオイル」について調べていたのに「ヘンプオイル」がヒットすることがあります。
「ヘンプ」は「麻」「産業用大麻」を指す言葉で、「CBD」は「大麻」「ヘンプ」から抽出される成分の1つです。
調べる中で
と思ったかもしれません。そこで今回は「ヘンプオイル」と「CBDオイル」の違いについて詳しく解説していきます。
製法や含まれる成分、使い方、得られる効果の違いを理解していきましょう。
CBDについては以下の記事にて詳しく解説しています。
⇒CBDとは何か?大麻の主成分であるCBDの効果・効能を徹底解説
「CBDオイル」と「ヘンプオイル」の違い
「ヘンプオイル」と「CBDオイル」の違いを理解するために、まずはそれぞれの製法について説明します。
これらの商品がどのようにして作られているかを知れば、2つの商品がそれぞれ別物であると分かります。
「CBDオイル」の製法
「CBDオイル」は大麻、ヘンプからCBD(カンナビジオール )という成分を抽出し、オイルで希釈して作られた商品です。CBDオイルは大麻草の花穂・葉・茎・種子から抽出をしますが、ヘンプからも抽出できます。
しかし、日本では「大麻取締法」により、THCを含む「花穂」と「葉」を原料とした製品は違法となっているので、現行法上、日本では「茎」と「種子」か抽出されたもののみに合法とされています。
THCについては以下の記事で詳しく解説しています。
⇒大麻の主成分であるTHCってどんな成分?THCの歴史や効果・効能を解説!
希釈に用いられるオイルには「オリーブオイル」「ココナッツオイル」「MCTオイル」などが挙げられます。
CBDを摂取することでリラックス効果やストレスの緩和、睡眠改善といった効果が得られ、心の疲れやリフレッシュに用いられます。
「ヘンプオイル」の製法
「ヘンプ」とは「麻」「産業用大麻」を意味する言葉です。
「ヘンプオイル」 は麻の種子(ヘンプシード)から抽出される植物性の油のことで、イメージ的にはオリーブの実から抽出される「オリーブオイル」のような感じです。
ボディケア商品や潤滑油、塗料、工業用途など幅広い用途で使われており、抗菌効果もあるため石鹸やシャンプーにも含まれています。
また、ヘンプオイルには必須脂肪酸が多く含まれています。スーパーフードとしても親しまれており、中国などではヘンプオイルを漢方薬として用いられます。
コレステロールやトランス脂肪酸といった健康に良くない脂肪も含まれていないため、健康を意識する方にはぴったりです。
ヘンプについては以下の記事で詳しく解説しています。
⇒ヘンプオイルは美肌・肌荒れに効果がある?CBDオイルとの違いも解説!
「ヘンプオイル」と「CBDオイル」の製法を比較
以上の説明を簡単にまとめると下記のようになります。
- ヘンプオイル:ヘンプの種子から抽出された植物性の油
- CBDオイル:大麻、ヘンプの花、種子や茎から抽出されたCBDをオイルで希釈したものCBDオイルには「オリーブオイル」や「ココナッツオイル」が用いられるので、そもそもヘンプオイルとは油としての種類が異なります。
こうやってみると両者は、全く異なる成分であることがわかります。
「CBDオイル」と「ヘンプオイル」:成分の違い
次に、「ヘンプオイル」と「CBDオイル」に含まれる成分の違いについて見ていきましょう。含有されている成分についても明確な違いがあります。
「CBDオイル」に含まれる成分
CBDオイルは抽出されたCBDをオイルで希釈した商品なので、含有されている主要成分は「CBD」となります。
使用されるオイルの種類によって成分は異なりますが、基本的にはCBDを中心とする商品です。
また、CBDはカンナビノイドの一種なのですが、CBD以外のカンナビノイドを含有させることで相乗効果が得られる「フルスペクトラム」というタイプの商品もあります。
「ヘンプオイル」に含まれる成分
ヘンプオイルはヘンプの種子から抽出される油ということもあり、さまざまな成分を含んでいます。
日々の食事で不足しがちな鉄や亜鉛、マグネシウム、銅といったミネラルをたくさん含んでおり、必須脂肪酸のオメガ3、オメガ6もバランス良く含まれています。
さらには、コレステロール値を低下させるα-リノレン酸、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなど、スーパーフードと呼ばれるにふさわしい栄養価の高さを誇っています。
「CBDオイル」と「ヘンプオイル」:使い方の違い
それぞれのオイルをどのように使うのかについて説明します。使い方についてもしっかりと把握していきましょう。
「CBDオイル」の使い方
「CBDオイル」もヘンプオイル同様基本的な使い方は「経口摂取」になります。
舌に直接垂らして飲み込むといった使い方の他に飲み物や食べ物に混ぜて使用することもできます。ヘンプオイルと同様にCBDは熱に弱いので加熱するのは控えましょう。
また、口から摂取するだけでなく、肌に塗ることで抗炎症作用や鎮痛効果が得られます。
CBDの使い方摂取方法は以下の記事で解説しています。
⇒CBDの正しい使い方、摂取方法を覚えよう!手軽な摂取方法や摂取量の目安は?
「ヘンプオイル」の使い方
「ヘンプオイル」の基本的な使い方は「経口摂取」です。オリーブオイルなどのように食べ物にかけて食べるのが一般的な使い方となっています。
ただし、ヘンプオイルは加熱すると酸化してしまうので、「サラダのドレッシング」 など完成した料理にかけて食べる方がいいでしょう。
さらに、美容オイルやシャンプーとしても使われるので肌に塗る・髪を洗うといった使い方がなされます。
「CBDオイル」と「ヘンプオイル」:効果の違い
「ヘンプオイル」と「CBDオイル」は含まれている成分が異なるので、使用によって得られる効果にも違いあります。
それぞれで得られる効果を理解して、目的に合致する商品を購入しましょう。
「CBDオイル」の効果
CBDは、お肌を健康に保つビタミンAやシミ・シワを防止するビタミンC、抗酸化作用が得られるビタミンEなども含まれているので、健康と美容どちらにも良い影響があります。
CBDを摂取するとリラックス効果やストレスの緩和、睡眠の改善といった効果が得られます。身体調整機能「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」の働きを正常に戻すことで食欲、痛み、免疫、感情といった機能を整えることができます。
さらに、鎮痛効果や抗炎症作用も認められているのでお肌の健康にも効果的です。さまざまな疾患への効果に期待ができるという研究も進んでおり、将来的には医療分野で幅広く活躍する成分として期待されています。
マリファナJPが選ぶおすすめCBDオイルは以下の記事で紹介しています。
⇒厳選CBDオイルおすすめランキングTOP12!初心者にも人気!!
「ヘンプオイル」の効果
「ヘンプオイル」には、亜鉛や鉄といった必須ミネラルや必須脂肪酸のオメガ3,6など豊富な栄養が含まれています。
日々摂取するだけで毎日の食事では摂りきれない栄養素が摂取できます。さらに、ヘンプオイルに含まれるα-リノレン酸にはコレステロール値を下げる効果があります。
まとめ:ヘンプオイルとCBDオイルは別物
「ヘンプオイル」と「CBDオイル」どちらも麻を原料としているため、同じような商品だと勘違いしてしまうかもしれませんが、今回の内容を読めばそれぞれが全くの別物であることが理解できます。
それぞれの特徴をしっかりと理解した上で、健康や美容などの目的に合った商品を選んでみてください。
マリファナJP 国内最大の大麻総合メディア
大麻に関する正しい知識、正しい情報を発信し、医療用大麻、産業用大麻、嗜好用大麻等 多岐にわたり世界中の人々から必要とされている大麻を伝える、日本人のためのメディアです。マリファナJPでは大麻の関連の情報の発信をしていますが、大麻取締法を犯す事を「扇動、教唆、示唆、ほう助」する内容ではございません。日本では大麻の所持、栽培は違法ですので絶対に使用しないでください。
Kohei
最新記事 by Kohei (全て見る)
- 大麻はゲートウェイドラッグなのか?ゲートウェイドラッグ理論に対する主張を調査! - 2023-04-19
- 【大麻とお酒の関係性】大麻とアルコールを一緒に摂取すると何が起こるのか? - 2023-04-14
- CBD入門ガイド:効果を最大限に活用するための基本情報と始め方 - 2023-04-13