世界の大麻産業は、新型コロナウイルのパンデミックにもかかわらず、2024年までに9兆7900億円に達する可能性
世界経済が新型コロナウイルスのパンデミックから比較的早く立ち直ることができれば、大麻市場は以前に予測されていた以上の価値があるかもしれません。
世界市場が当面の間にパンデミック前の状態に戻ることができれば、大麻産業の売上高は2024年までに890億ドル(約9兆7900億円)に達する可能性があります。
水曜日、国際的なマーケティング調査会社であるモルドール・インテリジェンスは、大麻市場は、化粧品、栄養補助食品、医薬品、農業、食品、飲料などの他の産業と組み合わさることによって急上昇するだろうと予測しました。
フィナンシャル・ニュース・メディアは、以下のように報じました。
「モルドール・インテリジェンスは、大麻の薬効特性、大麻の合法化の増加、大麻の遺伝子開発と知的財産の増加が市場の原動力であり、今後も推進力になると述べています。」
しかし、同社によると、主な市場の推進力は「大麻の合法化」だといいます。今年、少なくとも2カ国が、カナダ、ウルグアイに次いで連邦レベルで大麻を合法化することになるでしょう。
メキシコはすでに嗜好目的での大麻販売を合法化していますが、最初の販売を行う前に立法府が規制を承認しなければなりません。ニュージーランドでも、国民投票で嗜好用大麻を合法化することが決定しています。
さらに、いくつかの米国の州では、新型コロナウイルスの拡散を抑制できるかに応じて、今年か来年にも大麻法の改正に向けた投票する可能性があります。モルドールは、以前の世界の大麻市場予測よりも著しく高く予測しています。
2017年には、別の分析会社であるニュー・フロンティア・データが、大麻業界は2025年までに240億ドル(約2兆6400億円)以上の価値を持つ可能性があると示唆しており、これはモルドール・インテリジェンスの最新レポートで予測された数字よりも650億ドル(約7兆1500億円)少なくなっています。
一方でウォール街の調査会社スティフェルの最新レポートによると、モルドールの予測よりも高く、世界の大麻市場は2029年までに2000億ドル(約22兆円)に達するとしています。
大麻ビジネスはこれまでのところ、比較的不況に強く、新型コロナウイルの大流行時には 「必要不可欠」 であることが証明されています。
景気がさらに悪化して不況に陥るのか、それとも経済活動の再開で国の財政が軌道に乗るのかを判断するのは時期尚早ですが、カリフォルニア州やオレゴン州などのいくつかの州では、大麻の売り上げが前年同期を上回っています。
しかし、コロラド州やネバダ州など、観光業に大きく依存している州では、州が命じたロックダウンの結果、大麻の販売が急減しています。全体として、大麻産業は、新型コロナウイル危機の間も適応性と柔軟性を示しました。
大麻の消費者の中には、
と心配する人もいましたが、大麻販売店では、喫煙での摂取以外にも、大麻エディブル、飲料、スプレーなどの代替品を販売しています。モルドア・インテリジェンス社の予測は、世界経済が低迷する中、かすかな希望をもたらすかもしれません。
市場の専門家や業界関係者は、大麻の合法化を進めれば、パンデミックでダメージを受けた経済を修復できるのではないかと示唆しています。
大麻市場は、大麻事業に限らず
・照明システム
・水やりシステム
・土壌
・肥料
などの他の産業にも相当数の人々が従事していることから、雇用回復にも役立つだろうとしています。
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Kohei
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