大麻スタートアップ企業が数分でウイルスを検出できる新型コロナウイルス検査キットを開発
大麻のスタートアップ企業である「Facible社」は、THCスクリーニング検査を新型コロナウイルスの検査が可能なように開発しています。「現在市場に出回っている他の検査キットとはスピードや正確さが異なります」とFacible社のCEOは述べました。
新型コロナウイルス(COVID-19)との戦いが続いている中で、ウイルス検査は、国の危機対応の遅れにおける多くの落とし穴の一つとなっています。
新型コロナウイルスの感染の急拡大により、十分な検査キットがなく、検査結果が出るまで長い待ち時間も必要なため、無症状感染者は地域社会に新型コロナウイルスを広めてしまっているのが現状です。
現在、米国の新型コロナウイルス検査キットを支援する取り組みの一環として、アイダホ州のスタートアップ企業Facible社が、THCスクリーニング検査用に開発された機器を、5分で動作する新型コロナウイルス検査技術に改良しています。
Facible社のCEO、Steven Burden氏は、抗体の代わりにウイルス性タンパク質をチェックすることで、同社の機器を使って公衆衛生の危機に対処できると確信しています。
同氏は、KTVBに対して、以下の様に語りました。
「これは従来の検査とは異なります。血液を必要としないため、抗体のテストは行っていません。私たちは、実際にウイルス性タンパク質の存在をテストしていますが、現在市場に出回っている他の検査キットよりも、速さや正確さの点で異なります。」
米国の一般市民が使用するには、臨床試験に合格する必要があります。
しかし、新型コロナウイルスの急速な感染拡大に対処するために、FDAは、承認スケジュールを短縮し、Facibleは、生産を迅速に進めることが可能となりました。
「規制が緩和されたため、新型コロナウイルス検査キットをリリースしました。FDAの承認プロセスが1年もないので」
とBurden氏は述べました。
カナダにある米国北部の国境地帯では、保健当局がすでに大麻検査ラボに連絡を取り、大麻検査機器を使用して、新型コロナウイルス検査を実施できるかどうかを確認しています。
一方、世界中の大麻企業は、医療従事者に個人用保護具を寄付しており、THCやCBDの抗炎症作用が患者の新型コロナウイルスの症状の軽減に役立つかどうかを調査しています。
Facibleにとって、THCとCBDのテストマシンを新型コロナウイルス検査機に変える次のステップは、FDAの承認を得て、この画期的な技術を開発するための資金を調達することです。
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