nano CBD(ナノCBD)とは?通常のCBDとの違いやnano CBDを使うメリットは?
世界的にCBD(カンナビジオール)を含有した製品の人気が高まる中で、さまざまなメーカーでテクノロジーを用いた新たなCBD商品の開発が進んでいます。
その1つとして挙げられるのが「nano CBD(ナノCBD)」です。
「nano(ナノ)」とは、時間や長さ、大きさを表す単位のことで「1ナノメートル=0.000000001メートル」「1ナノ秒=0.000000001秒」など、ごく微細なものとして表されます。
CBDがナノ化されることで一体どのような違いが生まれるのか気になりますよね。
そこで今回は「nano CBD(ナノCBD)」とは何なのか、通常のCBDとの違いや使用するメリット、おすすめのnano CBD(ナノCBD)について紹介していきます。
CBDについては以下の記事で詳しく解説しています。
⇒CBDとは何か?大麻の主成分であるCBDの効果・効能を徹底解説
nano CBD(ナノCBD)とは?
nano CBD(ナノCBD)とは、ナノテクノロジーという物質をナノ単位にまで加工する技術を用いて生産されるCBD製品のことを指します。
ナノテクノロジーは、長い間存在していた技術でもあり、製薬会社によって一般的に使用されてきました。
2018年に農業法案が可決されたことで大麻製品の開発が急速に進み、CBD業界でもナノテクノロジーが導入されるようになり、革新的な商品が生み出されています。
CBDはそもそも脂に溶ける「脂溶性」の物質なのですが、ナノテクノロジーを用いて微細に加工することで、水にも溶ける「水溶性」の特質も加えられています。
そして、CBD粒子がより小さいため、体内に摂取した際に代謝して体外に排出されることなく、吸収される割合(バイオアベイラビリティ)を高めることに成功しました。
体内に吸収されるCBDの割合が高いと、同じ量のCBDを摂取した際に、nano CBD(ナノCBD)の方がより高い効果が得られるということです。
CBDの効果をより高め、健康や美容に優れた効果をもたらす製品として、nano CBD(ナノCBD)は注目されています。
nano CBD(ナノCBD)のメリット
通常のCBDではなく、nano CBD(ナノCBD)を使用するメリットとしては以下の3点が挙げられます。
- CBDの消費量を増やす必要がない
- 早く吸収されるので即効性がある
- CBDの影響自体は変化しない
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
①CBDの消費量を増やす必要がない
nano CBD(ナノCBD)は、CBDをナノ化することで脂溶性だった物質を水溶性(水にも溶ける)にすることで、体内に吸収される割合(バイオアベイラビリティ)を高めることが期待できます。
体内での吸収効率が高いということは、同じ量のCBDを摂取したとしても、nano CBD(ナノCBD)の方がより効果を得られやすいと言えるでしょう。
さらに、効果をしっかりと実感しやすくなるので、効果が薄いと感じてCBDの摂取量を増やす必要もなくなるはずです。
CBDは安全な成分ではありますが、過剰摂取によって体調に異変をきたす可能性も考えられます。
nano CBD(ナノCBD)は、しっかりと体内に吸収されるため、消費量を増やす必要がなく、安定した使用が継続できるのが魅力です。
②早く吸収されるので即効性がある
CBDをナノ化して、より小さな粒子に加工することで吸収速度も早めらることが期待されています。
吸収速度が早いということは、摂取してから効果が現れるまでの時間が短いことも意味するので、即効性という観点でもnano CBD(ナノCBD)にはメリットがあるでしょう。
人によっては不安やストレスをすぐにでも取り除きたいと思ってCBDを摂取するケースもあるはずです。
そのような際に、nano CBD(ナノCBD)であれば、摂取してから素早く効いてくるので、耐え難い不安やストレスに対処することができるでしょう。
③CBDの影響自体は変化しない
CBDをナノ化したからといって、CBDの性質が大きく変化するわけではないので、身体にもたらす影響は変わりません。
「吸収効率が高い」「即効性がある」というだけで、効果の内容に変化が起きることはないので、安心して摂取することができるでしょう。
通常のCBDと同じようなイメージで使用することができます。
nano CBD(ナノCBD)に対する批判的な目線
吸収効率が高く、即効性もあるnano CBD(ナノCBD)に対して批判的な目線を向ける主張も存在します。
例えば、ナノ化によって粒子を小さくすることで、意図しない結果が生じる可能性が懸念されています。[1]
ナノテクノロジーは、生物医学や農業、消費者製品において使用が増加している技術ではありますが、それに伴ってナノ化された物質が身体にどのような影響を与えるのかについての研究も進められているようです。
nano CBD(ナノCBD)のおすすめ商品
ここからは、nano CBD(ナノCBD)を使用しているおすすめ商品を紹介していきます。
nano CBD(ナノCBD)を用いた商品は私たちでも気軽に購入できるほど、幅広いラインナップがあるので、自分に合う商品を見つけてみてください。
①CBD Living CBDグミ
CBD Livingは、カルフォルニア州コロナに本社を置くCBDブランドで、最先端のカンナビノイドカノテクノロジーの研究を進めることで、CBDのナノ化に成功しました。
乳化剤を使用せずCBDをナノ化し、最大90%にまで吸収効率を高めています。
CBDグミは手軽に食べられて美味しい初心者でも気軽に使えて、場所やタイミングを問わずCBDが摂取できるのも魅力です。
②エリクシノール CBD
ナノパウダー
エリクシノールからラインナップしている「CBDナノパウダー」は、創薬メーカーでもある「株式会社SENTAN Pharma」との共同でCBDをナノ化した製品です。
粉末状になっており、ナノ化されて水にも溶けるので、ミネラルウォーターなどでサッと溶かしてCBDを摂取することができます。
吸収効率も高いですし、普段飲む水やコーヒー、プロテインなどお好きな飲み物と一緒に手軽に摂取できるのが魅力です。
③AVIDA 新ナノブロードスペクトラム 10% 3000mg
AVIDAは、CBDをAVIDA独自のAvida CORE™テクノロジーによってナノ化することで吸収スピード及び、生体利用率(バイオアベイラビリティー)の向上に繋がります。
吸収効率が高いので摂取してから全身に浸透しやすく、CBDの効果を丸ごと実感できるでしょう。
5.まとめ:nano CBD(ナノCBD)を使ってみよう!
nano CBD(ナノCBD)について、特徴やメリット、おすすめ商品を解説していきました。
CBDをより小さい粒子に加工するナノテクノロジーを活用した製品で、吸収効率の高さや即効性にメリットがあるので、CBDの効果をより高められるのが魅力です。
nano CBD(ナノCBD)を使った商品もたくさんあるので、気になる方はぜひ購入してみてください。
【参考】
・WeedMap:WTF is Nano CBD? We asked some experts.
https://weedmaps.com/news/2020/02/wtf-is-nano-cbd-we-asked-some-experts/
・Herb:What Is Nano CBD And Why You Should Take It
https://herb.co/learn/what-is-nano-cbd-and-why-you-should-take-it/
・Toxicity Assessment in the Nanoparticle Era
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29453529/【1】
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Kohei
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