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MLBが「大麻検査」を廃止する見通し。オピオイドは、罰則ではなく治療の方向へ

この合意は、米メジャーリーグが、大麻よりもオピオイドの乱用をはるかに懸念していることを示しています。

12月8日(月)、MLB(メジャーリーグベースボール)の役員と、MLBPA(メジャーリーグベースボール選手会)は、選手全員の大麻検査を廃止する方向で同意する見通しであることが報道により明らかになりました。

同リーグは2006年、『ジョイント・ドラッグ・アグリーメント』という名称で、メジャーリーグの選手のみを対象として、大麻検査を中止しています。

同リーグでは、現在、選手にアンフェタミンやステロイドなどの薬物をランダムにテストしています。

薬物反応が出た場合、メジャーリーグの選手が受けている処分は、薬物治療プログラムへの参加です。

今回の合意が正式に締結された場合、マイナーリーグの選手も、大麻の薬物検査を免除されます。

メジャーリーグの選手とは異なり、マイナーリーグの選手は、大麻の使用を繰り返した場合、出場停止、罰金、最終的にMLBからの除名処分を受けています。

この合意が正式に締結されれば、大麻の検査が廃止され、ランダムの薬物検査に新たな種類の薬物、オピオイドが追加される予定です。

しかし、MLBと選手会は、出場停止や契約解除のような罰則ではなく、治療のサポートをしていく方向で話が進められています。

7月1日、ロサンゼルス・エンジェルスの投手タイラー・スキャッグスがフェンタニル、オキシコドン、オキシモルフォンの過量摂取により死亡しました。

多くのオピオイド常用者と同じように、彼は、慢性的な痛みを抑えるためにオピオイドを摂取していました。

スキャッグス選手の死に対するMLBの調査により、MLBと選手会は、薬物政策を再検討するようになりました。

これまでのところ、MBLと選手会は、オピオイドが、大麻よりもはるかに大きな懸念事項であり、選手が疼痛管理のために大麻製品を摂取できるようになれば、オピオイドの使用を減らすことができると判断しました。

MLBと選手会が進めている新たなルールでは、オピオイドの使用が発覚した選手に、罰則が科せられず、治療プログラムを提供して回復へのサポートを行うと見られています。

さらに、昨年末のヘンプ(産業用大麻)の連邦合法化は、MLBの大麻検査の方針をさらに複雑なものにしました。

CBD(カンナビジオール)は、向精神作用なくアメリカでも非常に人気が高まっています。

現在、大麻由来のCBDで作られた製品は、米国では完全に合法となっていますが、これらの製品には、微量のTHCも含まれています。

薬物検査では、THCとその代謝物が検出されるため、疼痛管理のためにCBD製品のみを摂取したマイナーリーグの選手は、大麻を全く摂取していなくても、陽性と判定される可能性がありました。

MLBの薬物担当VPであるジョン・コイルズ氏は、以下の様に述べています。

CBD製品が 「THCフリー」であるという主張は誤っており、誤解を招くものです。この1年間で、製品ラベルにTHCフリーと記載があるにもかかわらず、CBD製品の使用が原因と思われる事例が複数見つかりました。というわけで、CBDの問題を解決する最も簡単な方法は、メジャーリーグとマイナーリーグの選手全員の大麻検査を廃止することです。害はないので大丈夫です。

MLBのみならず、他のプロスポーツリーグも、大麻を禁止薬物リストから削除することを検討しています。

NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)は、現在、大麻が効果的な疼痛治療法として評価する研究を実施しており、NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)もまた、CBD製品について同様の研究を実施しています。

NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)の元理事は、プロバスケットボール協会に大麻の検査を完全に中止するよう要請しました。

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Kohei

マリファナJP代表のKです。 日本経済に新しいマーケットを誕生させると共に、日本人に大麻の素晴らしさを伝え、1人でも多くの日本人に大麻に対する正しい理解をしてもらえる様に現在活動しております。
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