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【大麻使用障害】大麻を吸うと本当に精神病を引き起こすのか?

日本では大麻関連で犯罪を犯すと、度々「大麻精神病じゃないのか?」という報道がされています。

相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、利用者19人を殺害し、職員を含む26人に重軽傷を負わせたとして、殺人などの罪に問われた元職員植松聖(さとし)被告の事件は記憶に新しいのではないでしょうか?

弁護側は、被告は事件当時、大麻精神病や妄想性障害などの精神障害だった疑いがあると主張。事件当時は「刑事責任能力が失われていたか、著しく弱くなっていた」と訴え、裁判員に「刑事責任能力を慎重に判断してほしい」と求めました。

今回は、大麻を吸うと本当に精神病を引き起こすのかということについて解説していきます。

大麻精神病(大麻使用障害)とは?

世界保健機関 (WHO)の報告書によると、大麻精神病 (cannabis psychoses) とは、臨床観察から言われている仮説の障害であり、大麻の使用を中止すると数日以内に治るもので、明確に定義されていません。

また、大麻使用者に発生した他の精神病性の問題と統合失調症とが明確に鑑別されていないとしています。まれに大量の大麻の使用後に通常は被害妄想が生じますが、多くは1日以内におさまるとされてます。

大麻使用により、精神疾患を引き起こす?

大麻の使用は、統合失調症のような精神疾患を引き起こし、パラノイアのような症状は凶悪犯罪につながります。

作家 アレックス・ベレンソン

同氏は、新しい本の宣伝の一環として、ニューヨークタイムズに論説を発表し、嗜好用大麻の使用を許可しているいくつかの州で言われているように、 大麻は殺人と暴行の急増を引き起こすと主張しています。

彼が出版した本は、科学界や医学界の多くから、不気味で不正確であると非難されています。

「大麻が殺人と暴力を引き起こす」という主張は、科学に基づいておらず、非常に不正確な誤読

一方、彼の主張が誤っていて無謀だと主張するのは、コロンビア大学の心理学と精神医学の教授であるカール・L・ハート氏。

科学的および医学的証拠に関するベレンソン氏の描写は、科学者や医学専門家からは不正確で恐怖をあおるものであると非難されており、ハート氏は、ベレンソン氏の主張を科学に基づいておらず、非常に不正確な誤読であり、大衆の恐怖をあおる試みであると述べています。

また、ハート氏は、ベレンソン氏の主張に対し、以下の様に反論しています。

「70年以上にわたる薬物教育と精神活性物質(THC)の研究により、ベレンソン氏の主張が誤っていることが分かりました。」

確かに、精神病と診断された人は、精神病を患っていない人よりも、大麻の使用歴がある傾向にあります。

その結果、大麻の使用は、精神病のリスクを増大させるという単純な結論になり、ベレンソン氏は、この簡単な結論に飛びつきました。

しかしながら、これは、精神病の行動特性がタバコの喫煙率の上昇、および覚醒剤やオピオイドの使用とも関連しているという証拠を無視しています。

これらすべてが「精神病」を引き起こす要因となっているのでしょうか?

それとも他にもっと可能性の高い答えがあるのでしょうか?

最も重要なことの一つは、相関関係と因果関係の区別です。

2016年の英国リバプール大学心理学研究所のエビデンスレビューにおいて、精神病になりやすい人は、成績の低下、嘘、窃盗および大麻を含む様々な薬物の大量使用を含む、他の問題行動にも影響が受けやすいと結論付けました。

また、英国で1970年から2000年の間に大麻使用が10倍増加したことは、同期間の精神病率の増加と関連していないことも注目に値します。研究から得られた証拠によると、ベレンソン氏が主張する「大麻使用が殺人と暴行の急増の要因 」である可能性は極めて低いです。

また、脳、行動、認知、社会的反応を注意深く研究し、数千回分の大麻を投与した実験では、大麻の影響下で暴力的になったり攻撃的になったりした被験者はいませんでした。

大麻喫煙の主な効果は、「多幸感」「リラックス」「鎮静」「空腹感」の増加です。

それでも、高濃度のTHCは、軽度のパラノイア、視覚および聴覚の歪みを引き起こす可能性がありますが、これらの影響は、まれであり、通常、大麻の使用経験の浅い使用者においてのみ見られます。

「大麻は史上最も暴力を引き起こす麻薬」という嘘が信じられていた時代

画像出典:TIMELINE

アメリカでは1930年代に、黒人による大麻の使用と暴力犯罪との関連性を誇張する報道が数多くありました。当時、麻薬の規制に関する議会の公聴会で、ハリー・アンスリンガー連邦麻薬局長官は、以下の様に断言しています。

「大麻は史上最も暴力を引き起こす麻薬だ。」

大麻に関する科学的なデータがほとんどなかった1930年当時のアメリカでは、無知で人種差別主義的な当局者たちによって、大麻の害について誇張された逸話的な話を公表し、それが信じられていました。

その後、90年近く、何百もの研究が行われましたが、こうした誇張された逸話やベレンソン氏の不適切な結論には弁解の余地はありません。どちらの説も、科学や公序に関する議論がされていません。

まとめ「大麻使用が殺人と暴行の急増の要因 」である可能性は極めて低い」

日本でも国の機関が科学的に基づいていない、大麻に関する不正確で誤った情報を流し続けています。

いつまでも時代遅れの「ダメ絶対!」ではなく科学に基づいた正しい情報を発信しない限り、「大麻=麻薬」という概念はなくならないと思います。

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Kohei

マリファナJP代表のKです。 日本経済に新しいマーケットを誕生させると共に、日本人に大麻の素晴らしさを伝え、1人でも多くの日本人に大麻に対する正しい理解をしてもらえる様に現在活動しております。
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