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マレーシア、薬物の少量所持は非犯罪化「世界の流れは刑罰から治療に」

マレーシア政府は、2019年6月28日、麻薬の少量所持や使用を非犯罪化する方針を明らかにしました。マレーシアでは、麻薬などの違法薬物に関する規制が非常に厳しい国の一つであります。

マレーシアの危険薬物法によると、ヘロイン・モルヒネ15グラム以上、大麻200グラム以上の所持で極刑(死刑)が科せられます。それ未満の所持でも無期懲役等の重刑が課されます。また、外国人であっても同様に厳しく処罰されます。

旅行者だから少しくらいは平気だろうという考えは通用しません。マレーシアの入国カードにも【密売目的の所持は死刑】としっかり記載してあります。

マレーシア全体の刑務所の収容者(7万人)のうちおよそ6割は、麻薬犯罪関係で収監されており、ほとんどが依存症の人だそうです。

また麻薬犯罪者の収容で、年間およそ130億円の莫大なコストがかかっていて、税金で賄われています。

ズルキフキ保健相は、薬物の使用は貧困や家庭環境などの問題が関係しているとした上で、以下の様に述べました。

「人道的にも財政的にも非犯罪化の道が望ましい。中毒者は(犯罪者としてではなく)患者として扱われるべきであり、その中毒は我々が治癒しなければならない。」

新たに打ち出されたマレーシア政府の新方針は、麻薬自体を合法化するものではなく、麻薬の売買に対する刑罰は残すとしています。麻薬に対して、非常に厳しい除処罰をしていたあのマレーシアですら世界の主流に沿って、薬物の非犯罪化を進めようとしています。

今後の進展にも期待ですね。

 

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Kohei

マリファナJP代表のKです。 日本経済に新しいマーケットを誕生させると共に、日本人に大麻の素晴らしさを伝え、1人でも多くの日本人に大麻に対する正しい理解をしてもらえる様に現在活動しております。
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