CBDと生理の関係性とは?CBDについても詳しく紹介
CBD(カンナビジオール) とは、大麻から抽出された成分です。
しかし、日本には大麻の栽培や受渡を規制している「大麻取締法」があり、つぼみ(花冠)と葉、根の部分が禁止されています。これらから抽出される成分は、THC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれ、精神活性作用があるものです。
しかし、CBDは大麻取締法で規制されていない、茎とタネの部分から抽出されているため日本でも違法ではありません。最近は、CBDを生理前の不快な症状等を緩和するために使う人もいます。
そこで、今回はCBDと生理の関係について詳しく紹介していきます。
大麻、CBDについては以下の記事で詳しく解説しています。
⇒【大麻完全ガイド】大麻の成分や植物としての「特徴」「効果」「法律」について解説
⇒CBDとは何か?大麻の主成分であるCBDの効果・効能を徹底解説
CBDと生理の関係性
生理前は情緒不安定、肌荒れ、そして生理になると生理痛で身体のあらゆるところが痛かったり、だるかったり…約8割の女性がそのような症状を感じています。それらは生理前の3~10日間続きます。
不快な症状をなくして、生理後のように気持ちよく過ごしたいものです。しかし、生理前の不快な症状に対する治療法としてはピルの服用しかありません。
ピルは副作用が多く、頭痛や吐き気を引き起こす可能性があります。しかも、決まった時間に服用しなくてはならず、ピルを飲むことがストレスになり服用を止めてしまう人も多く見られます。
しかし、CBDには精神をリラックスさせる匂いなどがあることで、CBDを使用することでリラックス効果を感じる人も多いです。
CBDと生理
人間の体内には、元から備わっている「エンドカンナビノイドシステム(ECS)」と呼ばれる身体調整機能があります。
エンドカンナビノイドシステムとは、細胞に作用するタンパク質「カンナビノイド受容体」と情報伝達物質「内因性カンナビノイド」の総称です。
エンドカンナビノイドシステムには、脳と各臓器を結びつける役割があり、ストレスや体調によってバランスが崩れます。バランスが崩れてしまうと、様々な病気を引き起こすということが研究により明らかとなっています。
そのバランスを保つ方法として、カンナビノイドの摂取が有効です。カンナビノイド受容体は、脳や腸など身体のさまざまなところに多数存在しており、女性の生殖器官にも存在しています。
生理前の不快な症状は、エンドカンナビノイドシステムのバランスが崩れることが原因です。
エンドカンナビノイドシステム(ECS)に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
⇒エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは?CBDとの関係も徹底解説
CBDの安全性
カンナビノイドは、人間の体内でも作られ、ダークチョコレートにも多く含まれている成分です。もともと人間の体内に存在しているため、身体への影響はありません。
WHOは、2018年に「CBDは乱用あるいは依存可能性を示唆する作用を示さない」という内容の報告書を発表しています。CBDの効果が切れたところで、だるさや眠さが出ることもありません。
ただし、過剰に摂取してしまうと吐き気や嘔吐、血圧の低下といった副作用が出る場合があるため摂取量は守るようにしましょう。
CBDの摂取方法
舌の裏側に1,2滴を垂らすことで、毛細血管に浸透します。その際に、舌の裏側にとどめておくと摂取効率を高めることが可能です。
また、摂取するタイミングに決まりはありません。しかし、人によっては眠くなる場合があるため、日中は様子を見ながら摂取するようにしてください。
CBDの使い方、摂取方法については以下の記事で解説しています。
⇒CBDの正しい使い方、摂取方法を覚えよう!手軽な摂取方法や摂取量の目安は?
CBDで改善が期待できる生理痛・生理前の不快な症状
生理前の不快な症状や生理痛はCBDで緩和されるとお伝えしました。そこで、ここでは実際にどのような症状に期待できるのかお伝えします。
身体の症状
・肌荒れ
生理前の肌荒れは皮脂の分泌がうまくコントロールできていないことで起こります。しかし、エンドカンナビノイドシステムには、皮脂の分泌を正常に戻す役割もあります。
・腹痛・腰痛・頭痛
「カンナビジオールの治療効果とその作用機序」のように、CBDには鎮痛作用や抗炎症作用があるとする論文が発表されています。
そのため、今後の研究によって生理との関係性がさらに明確になる可能性が高いです。
⇒CBDの鎮痛効果が最強?どのような種類の痛みに効果があるかを解説
・眠気
黄体ホルモンには催眠作用もあるため、生理前に眠くなるのも黄体ホルモンが活発になることが原因です。
こちらも、CBDを使うことで匂いなどからリラックス効果を感じ、改善される可能性が高いでしょう。
精神面の症状
・集中力がなくなる
生理前には脳内物質である「セロトニン」の分泌も減少します。集中力がなくなったり、疲労感が増したりするのもセロトニンの分泌が減少することが原因です。
一方で、CBDには、セロトニン受容体を直接活性化し分泌量を調整する効果が論文で発表されています。
・イライラする・涙もろくなる・憂鬱な気分になる
医療専門誌「Cannabis and Cannabinoid Research」にて発表された論文によると、CBDオイルを使用している人の6割が、うつ病や不安神経症といった疾患を治すことを目的としてCBDオイルを使用しています。
生理前の化粧ノリもよくなる!?
生理前は肌が敏感になり、化粧ノリが悪くなりがちです。化粧ノリが悪いと気分も沈みますよね。しかし、CBDオイルの保湿機能などを使うことで乾燥から肌を守り、肌の調子を整える効果が期待できます。
CBDオイルを口から飲むだけではなく、普段使っている化粧品に少し混ぜて直接塗り込む方法もあるので試してみてください。刺激が少ないため、肌が弱い人でも安心してご使用いただけます。
⇒【CBDクリーム人気ランキングTOP10】ニキビや肌荒れ、傷、痛みに効果あり?
糖化・酸化を防ぐ
肌の老化やトラブルを引き起こすと言われているのが「糖化」と「酸化」です。CBDには、抗糖化作用と抗酸化作用があり、肌を健やかに保つ効果がある可能性が論文で発表されています。
保湿効果
研究によると、肌の弾力や水分が大幅に改善されたとの結果が出ています。CBDに豊富に含まれているオメガ-3やオメガ-6脂肪酸は、皮膚の保護層の再生に役立つとされている保湿成分です。
この脂肪酸が保湿効果を高めてくれる他に、フレッシュな肌には欠かせないビタミンCやビタミンEも含まれいる製品も多いです。そのため、皮膚の修復にも効果がある製品が多いのも特徴。
生理前の不快な症状や生理痛に効果的なCBDの使用法
CBDオイルには、口から摂取する方法以外にも、生理痛やPMSにより効果が期待できる取り入れ方があります。
生理用品につける
タンポンやナプキンに直接つけて使用する方法です。タンポンの先端やナプキンの中央に、CBDオイルを2,3滴垂らしていつも通りに使用します。
英国にあるDaye社によると、人の身体で最も多くのカンナビノイド受容体があるのは、女性の膣内だということです。そのため、生理痛を緩和するためには、膣から直接CBDを摂取することが適しているといえます。
お風呂に混ぜる
生理前の不快な症状や生理痛を緩和させるためには、身体を温めることが効果的です。まずは、湯船に使ってしっかり温まるようにしてください。そのときにCBDを湯船に数滴垂らすと、リラックス効果が高まります。
痛いところに塗る
お腹や腰など痛いところに直接塗ると、精神的なリラックスをもとに鎮痛効果が期待できます。マッサージをしながらCBDオイルを使用すると、身体もすっきりするためおすすめです。
食べ物と一緒に
直接食べることに抵抗がある人は、食べ物にかけて摂取する方法もあります。生理前の不快な症状や生理痛がひどい人におすすめの食材と併せて摂るとより効果的です。
・マグネシウムを多く含む食材
排卵期になると不足する栄養素で、血中のマグネシウムが不足することでイライラしやすくなります。生理前のイライラした気持ちを落ち着かせてくれるのもマグネシウムです。
筋肉の緊張を緩和させる作用もあるため、子宮の収縮によっておきる生理痛にも効果があります。
・大豆製品
大豆製品には大豆イソフラボンが含まれており、体内で卵胞ホルモンと似た働きをするため、ホルモンバランスが整います。
しかし、摂りすぎてしまうと逆にバランスが崩れてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
・鉄分を多く含む食材
鉄分は、生理で失った血液を作り出す時に使われます。また、健康診断でも見過ごされやすく、隠れ貧血の女性は意外と多くいるといわれています。
鉄分不足も生理前の不快な症状の原因のひとつです。
・体を温める食材
生理予定日が近づくとホルモンバランスが崩れ、交感神経の緊張が高まり血流が悪くなります。血流が悪いと生理痛の悪化や生理前の不快な症状があらわれやすくなってしまいます。
少しでも血流を良くして、症状を落ち着かせるためには、できる限り身体を冷やさないことが大切です。(生姜やネギ、ココア等)
・ビタミンB6
生理前の不快な症状の原因は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスが変わることだといわれています。また、ビタミンB6は、女性ホルモンのバランスを整える働きがあります。
ビタミンB6は身体に貯めておくことができないため、こまめに摂るようにしましょう。
アロマオイルと一緒に使う
アロマオイルの香りは、ストレスや痛みを緩和する効果が期待できます。癒しのひとときには、アロマオイルとCBDの併用がおすすめです。
・ラベンダー | リラックス、自律神経のバランスを整える、痛みを和らげる、美肌効果 |
・ゼラニウム | ホルモンバランスを整える、ストレス解消、むくみ解消 |
・ローズ | リラックス、月経周期を整える、ホルモンバランスを整える |
・クラリセージ | ホルモンバランスを整える、落ち込みや心の疲れの解消、子宮強壮作用 |
・ジュニパー | 不安解消、鎮痛効果、むくみ解消 |
生理におすすめのCBD商品
生理には、CBDが非常におすすめであることは説明しました。そこで、ここでは実際に生理の際にリラックス効果や痛みの軽減などの効果があるとされているCBD商品を紹介してきます。
VMC オリジナル 和み Nagomi アイソレート 99.6% CBD
「VMC オリジナル 和み Nagomi アイソレート 99.6% CBD」はワックスタイプのCBDです。
ワックスタイプのCBDは、蒸気での摂取が基本にはなりますが塗って使うこともできます。
特に、「VMC オリジナル 和み Nagomi アイソレート 99.6% CBD」は女性の方でも扱いやすいので生理の時に痛いところに直接塗るのにもおすすめです。
BLUE Koi CBD 1000MG (30ml)
BLUE Koi CBD 1000MG (30ml)はリキッドタイプのCBDです。
BLUE Koi CBD 1000MG (30ml)はドラゴンフルーツとブルーベリーを混ぜた匂い、味わいになっています。
リキッドタイプなので、吸って吸収することもできますがお風呂に入れるといい匂いになり、CBDの効果も得ることができるので生理の時にお風呂に入れるリキッドとしてもおすすめです。
CBDfx PLATINUM ROSE CBDテルペン VAPEペン 50mg
「CBDfx PLATINUM ROSE CBDテルペン VAPEペン 50mg」は、ペンタイプのCBDです。ローズの匂いがすることから女性におすすめの商品になります。
また、ローズの匂いで精神を落ち着けたり、リラックスを促す効果を感じる人も多いので生理の時にはおすすめの商品になります。
実際に、この商品を生理の前から使うという人も多いです。
まとめ
12歳に初経を迎え50歳で閉経すると過程して、456回生理を迎えることになります。生理前の不快な症状・生理痛に悩まされる日が5日間だったとすると、女性は一生のうち6年以上もの時間を生理に悩まされているということです。
この6年分の時間を少しでも笑顔で過ごしたいですよね。しかし、生理前の不快な症状はどのように解決すれば良いのか等、解明されていないところばかりです。
CBDには、過剰に分泌されたものは分泌を抑えて、不足している分泌物は分泌を促して、ニュートラルに保つ効果があります。
生理前の不快な症状は自律神経やホルモンバランスの乱れが原因のひとつと言われているため、ニュートラルに保つ効果があるCBDは相性が抜群です。CBDには、坑炎化作用もあるため、ナプキンのかぶれにも効きます。
そのため、患部に直接塗るか、軟膏に混ぜて塗って使うと効果的です。
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