大麻をこれから勉強したい人が読むべき本9選
現在、大麻の有効性・将来性に期待が高まっており、大麻に対する価値観が変わってきています。世界各国で大麻に関する法律が改定され、アメリカの多くのの州やカナダなどで大麻が合法化されています。
つまり、世界中で大麻合法化への動きが活発になっているのです。しかし、日本では大麻取締法で厳しく規制されており、大麻に関する話題もタブー視されています。
そのため、日本では大麻に関する情報を手に入れることが難しくなっています。インターネットで大麻のことを調べることも可能ですが、大麻に関しての情報は海外サイトで得る必要があり、英語を読み解く必要があります。
そこで、今回はこれから大麻を勉強したいと考えている人に読んでほしい本をご紹介します。日本語で書かれてあるので問題なく読めるはずですし、読んでもらえば大麻のことが理解できるはずです。是非参考にしてみてください。
大麻については以下の記事で詳しくまとめています。
⇒大麻とは?成分や植物としての「特徴」「効果」「法律」についてのまとめ
なぜ大麻で逮捕するのですか?: 大麻取締法の非犯罪化を考える
著者:長吉秀夫
大麻を通して法律、報道、歴史などの分野を包括的に学べる良書となっています。
おすすめするポイント
昨年、俳優の伊勢谷友介さんが逮捕されたことや、WHOが既に大麻には重篤な害はないという科学的な見解を示しているにもかかわらず、12月の国連の決議では医療用の価値しか認めず、相変わらず大麻を有害だとしていることにも疑問をもち出版を決意。
日本で常識となっている「大麻犯罪」やマスコミの報道の疑問点が、複数の関係者との対話形式で紹介されています。事件後に初めて語る、高樹沙耶へのインタビューも収録。
マリファナ 世界の大麻最新事情
著者:ナショナル ジオグラフィック 編
出版社:日経ナショナルジオグラフィック社
大麻の歴史、薬物としての作用、法的環境など、様々な角度から大麻に迫っている一冊。豊富なビジュアルとわかりやすい解説です。
おすすめするポイント
大麻は不当に迫害された魔女のような存在であり、2020年現在の世界の動きは医療を始め多くの産業に貢献しており、有益な植物であることが理解できる一冊です。
文字が苦手な方でもイラストや図解が多く使われているため、非常にわかりやすくなっています。
真面目にマリファナの話をしよう
出版社:文藝春秋
著者:佐久間 裕美子
NY在住歴20年のフリージャーナリストである佐久間氏がアメリカの大麻事情に迫ったノンフィクション作品です。本書ではアメリカで大麻が合法化されるまでの歴史的経緯と大麻解禁後の医療・行政・経済などに切り込んでいます。
おすすめするポイント
大麻を知る上で大麻合法化が加速している地域に関して知っておく必要があります。アメリカは大麻が合法化された州と大麻が違法である州が混在している状態になっています。
大麻を合法化すべきか否かが検討されている州もあるので、アメリカはまさに大麻合法化の最前線といっても過言ではないでしょう。そんなアメリカの大麻事情は本書を読むだけで理解できるので、ぜひおすすめしたい一作です。
大麻 禁じられた歴史と医療への未来
出版社:コスミック出版
著者:長吉秀夫
古くから人類と共に歴史を歩んできた大麻の歴史をひも解く良書です。医療大麻・嗜好大麻・産業大麻などの使用用途に分けてその歴史と最新情報をまとめており、日本の大麻事情にも触れています。
おすすめするポイント
大麻に関する歴史を正確に知っている人は少ないのではないでしょうか。大麻を語る上でその歴史を知らないと、大麻について深く理解することはできません。
本書では大麻の歴史について丁寧に語られており、大麻に関して知識がない人でも読みやすくなっています。
また、大麻の様々な用途についても書いてあるので、大麻がどんなことに使われているか理解することもできます。本書を読めば、大麻の歴史と最新情報が分かるはずです。
電子書籍版はこちらから
大麻ビジネス最前線:Green Rush in 21st century
出版社:未来文庫
著者:高城剛
大麻で一攫千金を狙っている者が大麻ビジネスに乗り出す世界規模の社会現象である「GREEN RUSH」について、ライターの高城剛が取材した作品です。
著者はなんとMDMAで逮捕された女優の沢尻エリカの元夫。著者も大麻などの大麻などに興味があり、本書を執筆したのかもしれません。
おすすめするポイント
本書では大麻に関する基礎知識から大麻による効能、世界の大麻事情、大麻ビジネスについて網羅的に解説されています。この1冊を読むだけでも日本ではなじみがない大麻のことを理解できるはずです。
日本の大麻市場にも言及しているので、これからのGREEN RUSHに日本がどのように対応すべきかの糸口が本書で学べる可能性があります。
GREEN RUSH
出版社:NEXTRAVELER BOOKS
著者:高城剛
高城剛さんの大麻に関する2冊目の書籍となります。今回はインタビュー形式で世界の大麻事情のリアルをそのまま伝えています。
すべてのページをフルカラーにして、読書にリアルに伝わるような工夫もしています。
おすすめするポイント
本書では著者自身が約2年かけて大麻ビジネス(栽培・加工・販売など)・行政機関・研究者など100人以上に直接インタビューし、アメリカ・カナダ・ウルグアイ・日本など世界各国の大麻事情を調査しています。
そのため、嘘偽りがなく、世界の大麻事情をそのまま知ることができるのです。世界の大麻事情を知る上で、一度は読んでおくべき本です。
もうやめよう嘘と隠しごと 健康大麻という考え方
出版社:ヒカルランド
著者:中山康直、長吉秀夫、丸井英弘
本書は日本における麻の第一人者である民族精神学研究者である中山氏と世界の大麻事情に詳しい長吉氏、大麻裁判のベテラン弁護士である丸井氏が共同執筆した大麻事情に関する本です。
日本で弾圧されている大麻の真実を法律・医学・世界情勢など多角的な目線から伝えています。
おすすめするポイント
日本では「大麻=悪」というイメージがついていますが、これは日本政府によって洗脳されました。我々日本人は幼少期から学校教育などで「大麻は悪いものだ」「大麻を吸うと、ダメな人間になる」ということを刷り込まれ、大麻を拒んできました。
しかし、大麻研究の発達と大麻合法化の加速により、世界では「大麻=悪」という価値観は変わりつつあります。本書は、世界的な大麻合法化の流れと日本の歴史と現状、大麻の驚くべき効果について解説しており、この本を読めば今まで教えられた大麻のイメージがガラッと変わることでしょう。
ぜひ本書を手に取って、大麻の真実とその最前線を知り、今までの洗脳から目覚めましょう。
カンナビノイドの科学: 大麻の医療・福祉・産業への利用
出版社:築地書館
著者:佐藤均(さとう・ひとし)昭和大学薬学部教授 薬学博士・薬剤師
本書では、カンナビノイドを、植物学、薬理学、医科学、海外事例、法制度、教育、社会経済的な影響など、さまざまな観点から考察し、海外ではすでに医薬品やハーブ(薬草)として使用されているカンナビノイドの、老人退行性疾患・難病・精神疾患治療への有効性を解説しています。
おすすめするポイント
大麻の歴史から最新のカンナビノイド研究の現状がひとまとめになっていて、大麻の事を何にも知らない人にも分かりやすい一冊になっています。
薬学的な話もあり、専門的な内容も含まれ難しい所もありますが、これから大麻を勉強したい方には面白いと思います。多くの医療従事者に知ってもらいたい一冊です。
マリファナ青春治療
出版社:KKベストセラーズ
著者:工藤悠平
町山智浩(コラムニスト)絶賛推薦
この本の著者である工藤悠平氏は、早大大学院会計研究科修了、公認会計士試験直前に頸椎ヘルニアが突如発症し、死ぬほどの激痛に悶え苦しむことに。病を癒やすために大麻にたどりつき、大麻が合法なカナダへの移住を決断します。
おすすめするポイント
近年注目を集める大麻問題に、自身の経験を語りながら大麻について解説しているノンフィクション本です。この本は常識と価値観を揺さぶる著者の人生と学び、そして社会に対する疑問を綴った書籍となっています。
著者は実業家、投資家として活躍している工藤悠平氏。
まとめ
今回大麻について勉強したい人に向けて、8つの本をご紹介しました。インターネットでも大麻に関する情報は集められますが、英語で読み解く必要があり、理解に時間がかかってしまいます。
しかし、本を読めば大麻に関する情報がまとまっており、日本語で書かれてあるので理解しやすくなっています。これから大麻を勉強したい人は今回紹介した8冊の本を読み、大麻に関する知識を深めてもらえばと思っています。
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