大麻エディブル市場は、2022年までに売上高170億ドル(約1兆8700億円)を超える見込み
世界的なマーケティング分析会社Technavioのレポートによると、大麻エディブルは、わずか2、3年のうちに米国のポルノ産業と同等の価値を持つようになることが分かりました。
また、最新の市場予測によると、大麻を注入した食品の売上高は、今後2年間で172億7000万ドル((約1兆9000億円))を超えるといいます。
Technavio社は、業界における大麻関連のあらゆる製品開発を詳細に追跡し、2015年に出したレポートでは、2019年までに大麻市場の価値が約160億ドル(約1兆7600億円)になると正確に予測しています。
別の分析会社New Frontier Dataの分析も、2019年に大麻業界は、160億ドル(約1兆7600億円)の大台に達すると予測しています。
ちなみに、米国のポルノ業界の評価額は、控えめに見積もっても60-150億ドル(約6600億-1兆6500億円)と評価されています。
Technavio社は、新しいレポートで以下の様に述べています。
「大麻産業は、大きな可能性を秘めた有望な事業セグメントとして浮上しており、多くの新規ベンダーや大手投資家を引きつけています。メーカー各社は、ブラウニー、アイスクリーム、チョコレートなど、大麻を使用した食品関連事業の成長を目の当たりにしています。このように、大麻の社会的受容性の高まりは、大麻市場の成長を促進すると予想されます。」
Technavio社は、この予測を大麻の「社会的受容性の増大」だとしていますが、それだけではありません。
まず、昨年、大麻を完全に合法化したカナダが、来月中に大麻を注入した食品の販売を開始します。
これは、大麻エディブル産業が、200-400万人の市場潜在力を獲得する可能性があることを意味しています。
カナダで急成長している大麻市場に加えて、米国は、大麻エディブル産業に影響を与える大きな動きをしました。
昨年末、米国政府は連邦政府によってヘンプ(産業用大麻)を合法化しました。
CBDが全米で合法化された今、新興企業や老舗企業は、CBDの健康、薬効成分を活用するために、食品にCBDを注入することを計画しています。
カナダと米国が大麻製品を受け入れていることに加え、新たに2021年までに大麻が合法化となる国がいくつか生まれる可能性があります。
たとえば、400万人以上の国民を抱えるニュージーランドでは、2020年11月に医療大麻の合法化法案の採決が行われる予定です。
メキシコは、2019年10月までに大麻を合法化するという最高裁判所の決定により、現在、メキシコ議会は、規則を間に合わせるために急いでいます。
メキシコは、ウルグアイとカナダに続いて大麻を完全に合法化する3番目の国となります。
またメキシコは、約1億3,000万人の国民を抱えており、これまでで最大の大麻解禁国となります。
さらに、ヨーロッパやアフリカの一部の国も、今後数年のうちに大麻が合法化する可能性があります。
EU加盟国のルクセンブルクは、2年以内の合法化を目指しています。
また、新しい国々が大麻合法国になろうとしていることに加えて、大麻消費者は、大麻の強いにおいや肺の合併症など、喫煙に関連する問題を回避したいときに、大麻エディブルを摂取することが多くなっています。
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Kohei
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