CBDはインフルエンザに効果がある?インフルエンザに予防に役立つ可能性は?
ウイルス感染によって高熱や頭痛、関節痛、倦怠感といった症状を引き起こすインフルエンザ。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴う外出自粛や手洗い・うがいといった意識の向上からインフルエンザの感染者が激減していると言われています。
それでも寒い季節に注意しなければならないことには変わりありません。
感染するとつらい症状を伴うので、できるだけ避けたいものではあります。
今回はそんなインフルエンザに対してCBD(カンナビジオール)が効果を持つのかについて、研究などを参考にしながら解説していきます。
インフルエンザとは?症状や予防法を解説
まずは、インフルエンザについての概要を把握していきましょう。
インフルエンザは「インフルエンザウイルス」に感染することで発症するウイルス感染症の1つです。ウイルスが気道や肺で増殖することで、さまざまな症状を引き起こすと言われています。
では、インフルエンザに感染するとどのような症状が起きるのか、感染しないための予防法や発症した場合の治療法についても詳しく見ていきましょう。
①インフルエンザの症状
インフルエンザを発症すると以下のような症状に見舞われることがあります。
- 発熱
- 筋肉痛
- 関節痛
- 頭痛
- のどの痛み
- 咳
- 鼻水
- 倦怠感
これらの症状はいわゆる風邪によく似ていますが、原因となるウイルスも異なり、症状の特徴や現れ方なども違います。
38~40度といった高熱や強い倦怠感、関節痛など、インフルエンザ特有の症状も存在するため注意しなければなりません。
また、インフルエンザには主にA型・B型・C型の3種類があり、毎年異なる株のインフルエンザウイルスが出現し、冬を中心に流行すると言われています。
②インフルエンザの予防法
インフルエンザを予防する方法としては、主に以下のようなものが挙げられます。
- ワクチンの接種
- 外出後の手洗い
- うがい
- 室内の湿度を適切(50~60%)に保つ
- 十分な休養+バランスの良い食事
- 人混みなどを避ける
ワクチンの接種は毎年欠かさず受けている人も多いでしょう。定期的にワクチンを接種することで、インフルエンザへの感染を予防したり、感染したとしても重症化するのを防いだりできます。
さらに、こまめな手洗い・うがいを心がけることで手などに付着したウイルスを物理的に除去することも可能です。室内の空気が乾燥していると気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザに感染する可能性を高めてしまうので、加湿器などを利用して湿度を一定に保つことも心がけましょう。
また、免疫力を保つために十分な休養とバランスの良い食事を心がけるのも重要です。飛沫感染を防ぐために人混みなどを避けたり、マスクや咳エチケットを心がけるなど、さまざまな予防法があります。
③インフルエンザの治療法
インフルエンザに感染したら、まずは十分な水分を摂りながら安静にしておくのが重要です。睡眠と栄養を摂りつつ、体力を回復させていきます。
発熱や筋肉痛、頭痛、鼻水などの症状がひどい場合には、解熱鎮痛剤や鼻詰まり改善薬といったものを服用する対処療法を行いましょう。
また、インフルエンザウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬を服用するのも、一般的な治療法として挙げられます。
CBDはインフルエンザに対する効果はあるのか?
CBDがインフルエンザに対して効果を持つのかについて解説していきます。
結論から言えば、CBDがインフルエンザに対して効果を持つと報告された研究はまだありません。
CBDは研究によって、さまざまな疾患への有効性が報告されていますが、インフルエンザを予防したり、直接治療したりといった効果はまだ明らかになっていないため、今後に期待しましょう。
しかし、インフルエンザによって生じる症状をCBDによって緩和できる可能性は考えられています。
では、どのような作用が期待されているのか詳しく見ていきましょう。
①頭痛や関節痛
CBDは研究によって鎮痛作用や抗炎症作用があることが報告されています。
インフルエンザによって生じる筋肉痛や関節痛、頭痛といった痛みを緩和することができるのであれば、CBDを対処療法として使用できる可能性があるでしょう。
②免疫力の向上
インフルエンザの予防や治療において、体力を回復させ、免疫力を高めることが非常に重要です。免疫力を高めるには十分な睡眠を摂り、栄養バランスの取れた食事を心がけるようにしなければなりません。
仕事が忙しくて質の高い睡眠が得られていない方や不規則な生活で睡眠時間が確保できない方など、CBDを使ってぐっすりと眠りについてみるといいかもしれません。
③カンナビノイドが特定のウイルスに対して役立つ可能性はある
いくつかの研究では、特定のカンナビノイドが試験管内で特定の種類のウイルスに効果を持つ可能性が示唆されています。
ただし、人を使った研究が行われておらず、研究されたウイルスの数も少ないため、現状としては可能性というレベルに止まります。
しかし、今後の研究の進展によっては、何らかのウイルスに対する有効性が示されるかもしれません。
元気で丈夫な身体を作るためにCBDを活用するのもアリ?
インフルエンザに対するCBDの効果について調査していきましたが、結果としては未だ効果のほどは明らかになっていないという状況です。
しかし、CBDを使ってぐっすりと眠る習慣を続けることは、免疫力を高めるのに効果的です。日々の意識や習慣によって健康で丈夫な身体を維持することが、インフルエンザの予防に繋がるため、CBDを日常生活に取り入れるという考え方も大いにアリと言えるでしょう。
もちろんCBDを使用する際は、体質との相性を考えながら少しずつ試していく必要がありますし、日常的に処方薬を服用している方は必ず医師に相談してから使用を判断しなければなりません。
いくつかの注意点はありますが、睡眠やストレス、疲労などでお悩みの方はぜひCBDを試してみてください。
まとめ:CBDはインフルエンザに対する効果は判明していない
CBDのインフルエンザに対する効果について調査していきました。インフルエンザに対する効果について明確な証拠となる研究はありませんでしたが、予防や症状の緩和といった観点からCBDの可能性が伺える結果となっています。
日々の身体を健康に保って免疫力を高めることでインフルエンザを予防することができるので、規則正しい生活を送るためにCBDを試してみるといいかもしれません。
【参考】
・New Frontier:CBD Versus Viruses: What Do We Really Know?(CBD VS ウイルス)
・Leafty:Cannabis for colds and flu? Here’s what the experts say(風邪やインフルエンザに大麻?専門家の意見)
・乳酸菌B240研究所:インフルエンザの予防と対策
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