トランプ大統領と習近平国家主席

米中貿易戦争は大麻産業にも波及!?

ドナルド・トランプ氏が2017年に大統領になって以降、米中貿易戦争が激化しています。

 

最近ではファーウェイ問題など世界を巻き込む大きな問題に発展し、各国で様々な影響が出ています。

 

特にアメリカと中国との間での関税合戦は、両者の経済状況を圧迫しているようです。

 

実はアメリカの大麻産業にも米中貿易戦争の影響が出始めています。

 

なぜなら、大麻関連製品は中国からの輸入に大きく頼っているからです。

 

このまま貿易戦争が激化してしまうと、大麻産業は波及する可能性だってあるのです。

 

今回は米中貿易戦争と大麻産業への影響についてまとめてみました。

 

トランプ大統領と習近平国家主席
From wedge ismedia

ずは米中貿易戦争がなぜ起こったのか、そこからひも解いていきましょう。

 

米中貿易戦争が始まったきっかけは「アメリカの貿易赤字」が発端です。

 

そもそも貿易赤字とは、国の輸出額から輸入額を引いた金額がマイナスになることを指します。

 

つまり、アメリカが製品などを他国に輸出で稼ぐ利益よりも他国から製品などを輸入して、支払う支出が多いという状態。

 

アメリカの貿易赤字は1970年代から現在までずっと続いており、近年はその金額が拡大し続けています。

 

アメリカが貿易赤字になってしまったのは、いくつか原因があります。

 

アメリカは国内総生産の7割を消費で占めるという消費大国であり、その中で顕著なものが個人消費。

 

莫大な個人消費が食品などの消費財の輸入を年々増やしているのです。

 

また、アメリカ国内の賃金をはじめとする生産コストも上昇して、国際競争力が低下していることも原因としてあげられます。

 

これらの原因から、アメリカの輸出が減少し、輸入が増加して赤字となっているのです。

 

貿易赤字の中で約47%を占めているのが、中国との貿易です。

 

トランプ大統領はアメリカファースト(アメリカ第一主義)という考えを公約にしていたので、アメリカの貿易赤字解消は解決すべき最優先事項と考えています。

 

そこでアメリカは2018年3月に鉄鋼、アルミニウム製品に追加関税を行う方針を発表。

 

その方針を不服に思った中国が報復措置として追加関税をかけ、そこから米中貿易戦争が激化していったのです。

 

米中貿易戦争で追加関税された品目

コンテナ

米中貿易戦争では様々な品目に追加関税をかけられています。

 

ここでは、大麻に関連する品目でアメリカが追加関税をかけているものをいくつかピックアップしてみましょう。

 

中国は産業用大麻の世界最大の産出国であり、アメリカ国内のCBD製品などは中国の大麻を用いて生産されていると考えられます。

 

産業用大麻の品目である穀物は追加関税率25.0%です。

 

大麻を栽培するのには数多くの肥料が必要となります。

 

肥料の追加関税率は25.0%です。

 

また、大麻に使用するボングや気化器などはガラス製品であり、その原料となるガラスは中国から輸出されています。

 

ガラスの追加関税率は25.0%です。

 

このように大麻に関連する多くの品目に追加関税がかけられてしまっており、アメリカ大麻産業はこの追加関税に苦しめられています。

 

アメリカ大麻産業の危機

大麻と科学者

米中貿易戦争の影響で、大麻の生産や販売などにかかるコストが増加し続けています。

 

アメリカの大麻産業は、他の製造業と同様に中国製品に大きく依存している状況です。

 

中国企業は、梱包材・ボンベ・パイプ・気化器などの大麻製品の製造に使われるガラス・プラスチック・紙などを大量生産しています。

 

中国の輸入品の関税引き上げによって、大麻企業の生産コストは上昇しました。

 

アメリカ最大の大麻のボトルと放送のサプライヤーであるクシュコは関税によって、総利益が4%ほど減少してしまいました。

 

大麻関連企業は関税の影響で減収を余儀なくされています。

 

企業だけではなく、有識者も米中貿易戦争に苦言をあげています。

 

オレゴンに本拠地をおく大麻に関する事案を扱う弁護士のBrad Blommerは「多くの大麻関連企業が生き残るのに苦労しているのに、関税をかけるのは傷口に塩を塗るようなものだ。」と述べました。

 

関税をしのぐ大麻業界の成長

成長率

しかし、一部の大麻関係者は今回の関税をそこまで深刻にはとらえていません。

 

なぜなら、大麻業界の成長は著しく、関税の影響があっても利益を出している大麻企業も多いからです。

 

気化器製造業者VMR ProductsのCEOであるJan Verleurは「大麻関連製品の利益率は依然として健全です。

 

関税がビジネスを崩壊させるような打撃にはなりません。」とマリファナビジネスデイリーに語っています。

 

USA TodayのUBSレポートによると、アメリカが直近で行った関税によって400億ドルもの売上を失い、小売店など12,000店舗が閉店になる可能性が示唆されています。

 

しかし、大麻産業は関税の影響でもびくともしないほど成長しているのです。

 

まとめ

米中貿易戦争と大麻業界への影響を理解していただけでしょうか。

 

確かに関税で大麻業界は苦しめられており、企業によっては危機的状況に陥っています。

 

しかし、大麻業界全体で見れば関税の影響をしのぐ成長を遂げています。

 

これからの大麻業界の成長には目が離せません。

 

参考サイト

・https://merryjane.com/news/trumps-trade-war-with-china-is-hurting-the-weed-industry-and-its-customers

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ゆう
マリファナJPライターのユウです。 日本人には馴染みがない大麻についてのニュースや雑学を言葉で伝えることに一心不乱に取り組んでいます。 「大麻=悪」という考え方をなくし、より良い生活のために大麻を利用する世の中になることが夢です。