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カリフォルニア州ではペットに医療大麻を使うことが可能!

昨年の話ですが、カリフォルニア州でペットに医療大麻を利用できるAB2215法案が締結されました。ペットを家族同然と思っている人にとっては朗報。医療大麻を使えば、病気になっているペットの痛みを取り去ってあげることができ、より長い時間ペットと一緒に過ごすことができます。

また、今回の法案締結は、アメリカのペット市場の拡大をさらに加速されることになるでしょう。現在アメリカでは、犬が7780万頭、猫が8580万頭も飼育されており、アメリカにおけるペット市場は600億ドル以上になると試算されています。カリフォルニア州の法案締結によって、他の州でもペットへの医療大麻が解禁され、ペット市場の拡大につながる可能性があります。

ペット市場が拡大すれば、それに応じてペット関連企業の雇用の増加、ペットとの生活の向上も期待できます。今回は、カリフォルニア州で通過した法案について解説してみます。

犬

そもそも、なぜペットに医療大麻が必要なのでしょうか?ペットもヒトと同じように病気になったり、ケガをしたりします。特にほとんどのペットが老齢になると、関節炎を発症します。ペットは関節炎になると、慢性的な関節痛に悩まされます。

関節痛を放っておくと、ペットは痛みから動けなくなり死期を早めてしまいます。この痛みをとってあげる必要がありますが、ペットに処方する痛み止めには腎臓や肝臓への負担が大きく、多用することはできません。そのような時に痛み止めの代用品となる医療大麻が必要なのです。

カリフォルニア州で締結した法案AB2215

大麻と聴診器

この法案が締結する前にカリフォルニア州では、大麻が合法化されていましたが、それは、ヒトに対してのものです。ペットへの医療大麻の利用は合法ではありません。仮にカリフォルニア州に住んでいる獣医師がペットに対して医療大麻を処方した場合、懲戒処分の対象となります。

そのため、ペットの痛みをとってあげられない飼い主は自己判断で大麻を与えていました。しかし、今回の法案の締結でペットにも医療大麻の処方ができるようになりました。ですが、医療大麻の処方はペットに対して医学的根拠はありません。これからペットに対する医療大麻への有効性、医療大麻処方に関するガイドラインなどが議論されていくそうです。

ペットに医療大麻が解禁されたことへのメリット

シャワーを浴びる犬

ペットに医療大麻が処方できるようになると、さまざまなメリットがあります。いくつかご紹介しましょう。

メリット①:関節痛の軽減

先ほどもあげたように、老齢のペットのほとんどは関節炎に苦しみます。その時に副作用の少ない医療大麻が処方できると痛みが軽減し、ペットが活発に活動できるようになります。そうなれば、必然的にペットの寿命は伸び、より長い時間ペットと一緒に過ごすことができるようになるでしょう。

メリット②:他の病気に利用できる

ペットの死因上位である悪性腫瘍(がん)などに対しても、医療大麻を活用することができます。ヒトのがん患者にも痛み対策として医療大麻が用いられており、ペットのがんの痛み対策に対しても有効だと考えられています。また、医療大麻には抗腫瘍効果も認められているため、医療大麻を使用することによりがんを完治させることも可能かもしれません。

メリット③:医療費が安くなる

アメリカにおいて、ヒトの医療費が高額なのは皆さんもご存知でしょう。実はペットの医療費もかなり高額になります。アメリカには、ペット保険というペットの病気やケガに対しての保険が充実していますが、すべてのケースをカバーできるものではありません。

ケガや病気によっては治療費が数十万円から数百万円かかる場合もあり、その医療費を支払えない飼い主は治療を諦めてしまう場合もあります。医療大麻は、栽培や生産が医薬品よりは簡単であるため、大量生産すればそれだけ市場に安価に提供することができます。治療薬の代用品として医療大麻を使えば、それだけ医療費を抑えることができます。

実は大麻由来のペット治療薬が開発されていた?

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